
(承前)
白糠町社会福祉センターの前にある彫刻を紹介しておきます。
1980年、白糠町女性ボランティアクラブ10周年を記念して設置されたもののようです。

まるみを帯び、やわらかな印象を与える母子像です。
母親の表情はそのわりにはやや硬い感じがしますが、右ひざはまるく、ボリューム感があって、しっかりと赤ちゃんを支えています。
像の裏側には、30周年の際のクラブ名簿を記した銘板が取り付けられています。
像の脇には、石碑が立っていました。
この像の作者の津田宏明さんですが、ネット検索では北海道デジタル彫刻美術館で道内に4組5点の野外彫刻があるということぐらいしかわかりません。
道展の図録を見ると、1973年に会友に推挙され、2008年に退会している同姓同名の釧路市の人物がいます。
筆者の手元にある2000年以降の図録には一度も作品画像が載っていません(出品していないということです)。
また、73年以前に賞を受けたという記録もありません。受賞歴ゼロで会友になるというのも、あまり例がないと思われます。
なお「愛」のすぐ東側に、こんなものがありました。
左側は何らかの石碑です。
右側は、昔彫刻が載せられていた台座の可能性があります。
ただしいずれも、正面の銘板は摩耗しており、ヒントになりそうなものは見当たりませんでした。
白糠町社会福祉センターの前にある彫刻を紹介しておきます。
1980年、白糠町女性ボランティアクラブ10周年を記念して設置されたもののようです。


まるみを帯び、やわらかな印象を与える母子像です。
母親の表情はそのわりにはやや硬い感じがしますが、右ひざはまるく、ボリューム感があって、しっかりと赤ちゃんを支えています。
像の裏側には、30周年の際のクラブ名簿を記した銘板が取り付けられています。


わたくし達白糠町婦人ボランティアクラブ会員は
地域福祉の増進と住民連帯の和を拡げる
奉仕活動を展開して十年 ここに記念の母子像
を建立し親と子の愛のまなざしに思いやりと
やすらぎを感受して今後更に友情と和心を集め
暖かい郷土づくりに務めます
昭和五十五年五月 会長 伊藤三枝
この像の作者の津田宏明さんですが、ネット検索では北海道デジタル彫刻美術館で道内に4組5点の野外彫刻があるということぐらいしかわかりません。
道展の図録を見ると、1973年に会友に推挙され、2008年に退会している同姓同名の釧路市の人物がいます。
筆者の手元にある2000年以降の図録には一度も作品画像が載っていません(出品していないということです)。
また、73年以前に賞を受けたという記録もありません。受賞歴ゼロで会友になるというのも、あまり例がないと思われます。

なお「愛」のすぐ東側に、こんなものがありました。
左側は何らかの石碑です。
右側は、昔彫刻が載せられていた台座の可能性があります。
ただしいずれも、正面の銘板は摩耗しており、ヒントになりそうなものは見当たりませんでした。
(この項続く)