札幌の若手 PesMas (ぺすます)さんが、昨年に次いで2度目の個展です。
今年はとくに、見に来てほしいという連絡もありませんでした。
また、ご本人が在廊しているらしいといううわさを聞いていたのですが、筆者がうかがったときは誰もいませんでした。
筆者が見ていると、何人かが入り口から中をのぞいては、直ちに立ち去っていきました(市資料館の2階はミニギャラリーが6部屋あり、他の部屋の展示目当 . . . 本文を読む
丹心会は北見出身で札幌在住の書家、島谷雅堂さんが主宰する団体です。毎年、漢字(多字数書の古典)の臨書と自運をスカイホールで発表していますが、師匠の桑原翠邦(1906~95)の作品が特別参考出品として、毎年会場を飾っています。
桑原翠邦は帯広生まれ。札幌鉄道教習所に入って書と出合い、後に金子鷗亭(鷗は鴎の正字)とともに上京し、日田井天来に師事します。金子鷗亭が近代詩文(詩文書)の創始者であり文化 . . . 本文を読む
石狩市在住で、同市聚富シップにアトリエを構える日本画家の個展。
会場に入って最初に目に入った「日落ちる時」の前で足が止まりました。
全体にオレンジか薄茶色がかった色合いの風景画です。
近景は沼沢地帯で、遠景は丘陵でしょうか。初冬か早春の、木々に葉がない季節の、ものさびしげなたたずまいです。
寂寥感と同時に、はるかな世界への思いのようなものも、画面からつたわってきます。
白崎さん . . . 本文を読む