(承前)
図録に河口龍夫さん本人が寄せた文章によると、戦争中、幼い河口さんは失明寸前のところまで行ったことがあるらしい。
幸い、奇跡的にも快復したのだが、「見えない」ことで「見える」ことを意識するようになったのは、そのときからかもしれない、という意味のことを書いておられる。
なお、図録であるが、2冊出ている。
1冊は旧作の写真をまとめたもので、ふつうのスタイル。
2冊目は薄いもので、 . . . 本文を読む
(承前)
1960年代から活躍している、日本を代表する現代美術家のひとり、河口龍夫氏の展覧会。
とてもおもしろかった。
「自分はこういう美しいものを描きました、制作しました」
というのが、ふつうの美術展だと思う。
でも、河口氏の展覧会は、まず、そういう近代的自我みたいなものを、根底から疑ってかかる。オレはこうしたいんだ! という欲望から自由なのである。
そして、自分とはなにか、世界とは . . . 本文を読む
2009年12月5日の朝日新聞北海道内版のベタ記事から。
(前略)札幌市の上田文雄市長は4日、市営地下鉄東西線大通駅~バスセンター前駅間を結ぶ地下通路を、常設の美術展時スペースにする構想を市議会で明らかにした。小倉菜穂子議員(市民ネット)の質問に答えた。(以下略)
ははあ。左の画像は、ことしの「500m美術館」に展示されていた模型です。
筆者は、てっきり、■札幌駅前通の地下を芸術空 . . . 本文を読む
北海道新聞の2009年12月1日夕刊社会面に、アルテピアッツァ美唄に、施設で最大の彫刻作品が登場した-という記事が出ていたので、見てきた。
【美唄】(前略) 作品名は「真無まむ」。白大理石で、高さ約2.5メートル、幅約4メートル、奥行き1.7メートルのざらざらした質感のずっしりした長方体の枠の中に、滑らかな球体が入っている。重さは約30トン。
安田侃さんが2000年に . . . 本文を読む
00:02 from web
東京・目黒区美術館で開催中の’文化’資源としての<炭鉱>展について書きました。エントリ計3本の予定です
#art
http://blog.goo.ne.jp/h-art_2005/e/163222b6578a5cceed6064b8a7fca3cc
02:20 from web
’文化’資源としての<炭鉱>展 III-川俣正の作品についてもアップしました。川俣さん . . . 本文を読む