goo blog サービス終了のお知らせ 

北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

下田敏泰さん(札幌、洋画)死去

2022年03月02日 12時40分51秒 | 情報・おしらせ
 北海道新聞3月1日「おくやみ」欄の札幌市豊平区の項に、下田敏泰さん(79)の名がありました。  すでに葬儀は終了しています。  下田さんはアマチュア画家で、オーソドックスな風景画を描いていました。  得意の画題は、恵庭市の山あいを流れる早春の漁川いざりがわです。  団体公募展「示現会」では会員で、支部展にも出品するほか、道内では歴史の古いグループ展「衆樹会展」にも参加していました。  さらに、 . . . 本文を読む

書道評論の佐藤庫之介さん死去か

2022年02月24日 08時34分28秒 | 情報・おしらせ
 北海道新聞2月24日「おくやみ」欄の札幌市豊平区の項にある、佐藤庫之介さん(94)は、道内で長年、書道評論を書き続けた方と思われます。  住所は手稲富岡だったはずですが、ご長男の名前や年齢が一致しています。  葬儀は終了しています。  1928年(昭和3年)、札幌生まれ、北海道帝国大学(現在の北大)文学部哲学科中退。  ご本人は「美術評論家」という肩書でしたが、対象分野はほとんどが書道でした . . . 本文を読む

飛鷹岸男さん(金工作家、札幌)死去

2022年02月18日 20時17分24秒 | 情報・おしらせ
 北海道新聞2022年2月18日おくやみ欄、札幌市手稲区の項に載っている飛鷹岸男さんは、金工作家の飛鷹さんと思われます。  86歳。葬儀は終了しています。  道展では1963年に会友。  66年に会友賞を受け、67年に会員に推挙されています。 (同期の会員に、白江正夫さんや田辺隆吉さん、高橋昭五郎さんらがいます)  近年退会したようで、現在のサイトには名前がありません。  また、78年に北海道 . . . 本文を読む

伊達の画家、鈴木文雄さん死去か

2022年02月08日 18時18分18秒 | 情報・おしらせ
 北海道新聞2022年2月8日「おくやみ」欄の伊達市の項に載っている鈴木文雄さん(83)は、洋画家で、洞爺湖畔に「彩湖の森美術館・鈴木文雄ギャラリー」のある方ではないでしょうか。  筆者は作品を見たことがないので論評は差し控えますが、各種サイトなどで見る限りでは穏やかな風景画を描く方のようです。全国的な団体公募展のなかでは比較的歴史の新しい「全展」(全日本美術協会。第1回展は1964年)に所属し . . . 本文を読む

金田明夫さん(北見、元映画館の看板絵描き職人)死去

2022年01月25日 08時07分51秒 | 情報・おしらせ
 北海道新聞2022年1月25日朝刊おくやみ面から、2本目です。  北見市の項にある「金田明夫さん(98)」は、北見叢書『看板絵描きの昔語り』の著者です。  この本は北海道新聞オホーツク面の連載エッセーをもとにしたもので、小学校を卒業して、画家にあこがれながらも、映画館の看板の絵描きとして北見で働いた金田さんが、独特の文体で昔のことを回想しています。  おもしろい本なのですが、残念なことに絶版 . . . 本文を読む

松居勝敏さん(札幌、版画家)死去か

2022年01月25日 07時47分31秒 | 情報・おしらせ
 北海道新聞2022年1月25日朝刊おくやみ面から、本日は取り急ぎ2本。  札幌市東区の項にある「松居勝敏さん(66)」は、光沢のあるシルクスクリーン作品を手がけていた松居勝敏さんではないでしょうか。  23日死去。 ※年齢を(69)から訂正しました。すみませんでした。  松居さんは、1986~94年、美術評論家の吉田豪介さんが企画して札幌時計台ギャラリーの協力で隔年開催されていた「版画の新世 . . . 本文を読む

※訂正あり。斎藤由美子さんのこと

2022年01月24日 08時16分30秒 | 情報・おしらせ
 北海道新聞2022年1月23日「おくやみ」面の札幌市北区の項に名前が載っている「齋藤由美子さん(79)」は、住所から推して、水彩画の個展を2019年まで毎年開いていた「斎藤由美子さん」のことではないでしょうか。よくある名なので、断定はできませんが。  斎藤さんはもともと、故岸本裕躬さん(札幌。行動美術会員)に絵を習っていて、2000年代に入ってからは毎年のように札幌市資料館で個展を開いていまし . . . 本文を読む

ギャラリー門馬(札幌)、2021年12月3日にリニューアルオープン。第1弾は川上りえ個展「思考の化石」

2021年12月01日 09時24分03秒 | 情報・おしらせ
 昨年秋から休んで全面改装していた「ギャラリー門馬」(札幌市中央区旭ケ丘2丁目3-38)が、12月3日にリニューアルオープンします。  すでにウェブサイト( Gallery MoNMA https://www.g-monma.com/ )は新しくなっていて、生まれ変わったギャラリーの様子を見ることができます。  こけら落としは「川上りえ個展 思考の化石」。  12月3日(金)~24日(金)の午前 . . . 本文を読む

「ケア11月号」の連載「北海道野外彫刻マップ」

2021年11月25日 07時59分15秒 | 情報・おしらせ
 北海道医療新聞社(札幌)が発行している月刊誌「ケア」の最終ページに、札幌彫刻美術館友の会による連載「北海道野外彫刻マップ」が載っています。  「マップ」とありますが、地図ではなく、道内各地の野外彫刻を写真付きで毎月1点ずつ紹介しています。     今年の11月号は「第20回 北見市」ということで、北見市留辺蘂町温根湯温泉にある藤井忠行「源のしらべ」を取り上げています。  筆者も友の会の末席に . . . 本文を読む

杣田美野里さん死去(宗谷管内礼文町、写真家)

2021年10月06日 12時35分19秒 | 情報・おしらせ
 けさの北海道新聞に訃報が載っていました。  礼文島の花の写真とともに、うつくしいエッセーを書く方でした。下のブログでは、短歌も詠んでおり、写真と短歌を合わせた本も出しています。  がんと闘病中だとは聞いていました。8月に出た最新刊は、その名も『キャンサーギフト』(北海道新聞社)です。  しかし、今年3~9月に北海道新聞くらし面に「花と語れば」を連載していたこともあり、こんなに早く亡くなるとは… . . . 本文を読む

山下脩馬さん(画家、小樽)死去の報

2021年10月04日 08時00分17秒 | 情報・おしらせ
 小樽在住の画家・全道展会員で、全道展や小樽美術協会の事務局長を務めた山下脩馬さんが9月30日に亡くなったそうです。85歳でした。  山下さんは1936年(昭和11年)小樽生まれ。小樽潮陵高校から北大に進み、有島武郎が創設にかかわった伝統ある絵画サークル「黒百合会」のメンバーでした。  道職員となってからも絵筆を執り続け、最後は中央乳児院長でした。定年退職後すぐに全道展事務局長に就任。画家らしい . . . 本文を読む

内藤律子さんの「サラブレッドカレンダー」と「とねっこカレンダー」

2021年09月25日 12時05分26秒 | 情報・おしらせ
 馬の写真を撮るために国内最大の馬産地である北海道の日高地方に埼玉県から移り住んだ内藤律子さんが、クラウドファンディングを活用して、2年ぶりにカレンダーを出すことになりました。  A2判の「サラブレッドカレンダー」(2200円、税込み)と、子馬をメインにしたA4判変形の「とねっこカレンダー」(1100円、税込み)の2種類で、10月上旬発売予定です。  サラブレッドカレンダーの内容は次の通り。 表 . . . 本文を読む

上野憲男さん(画家)が亡くなっていた

2021年09月10日 08時45分44秒 | 情報・おしらせ
 ある人のFacebook で、画家の上野憲男さん(留萌管内天塩町生まれ、札幌育ち)が6月に亡くなっていたことを知りました。  上野さんは1932年(昭和7年)生まれ。37年に札幌に引っ越し、山鼻地区(中央区)に育ちます。  高校時代、渡辺淳一の小説「阿寒に果つ」の主人公のモデル加清純子と校内で絵画展を開いたことについては、下のリンク先に触れています。  卒業後、画家を目指して上京し、自由美術展 . . . 本文を読む

ボザール橋(札幌市南区)の撤去工事が行われていた

2021年09月09日 07時53分23秒 | 情報・おしらせ
 札幌芸術の森美術館で開催中のキース・ヘリング展についてそろそろ書こうと思うのですが、その前に、美術館に行ったとき、ある工事が行われていたことに気がついたので、ここで記しておきます。  それは、同美術館と関口雄揮記念美術館を結ぶ常盤橋(通称「ボザール橋」)の撤去工事です。  この橋は、もともと、札幌芸術の森の敷地に住んでいた農家などの子弟が通学のためにわたっていた歩行者用の小さな橋で、深い谷 . . . 本文を読む

ザ・プレミアム・モルツ 北海道デザイン缶(2021夏)

2021年08月18日 13時43分08秒 | 情報・おしらせ
 サントリービールの宣伝戦略のうまさには定評がありますが、それにせっせとハマってしまっているような気もします。  今年も北海道限定で、栗谷川健一デザインの缶が登場しています。  今回も、2点とも道立近代美術館の所蔵作。  ザ・プレミアム・モルツは「緑に歌う」(1960)。  羊の群れをバックに、麦わら帽子をかぶった開襟シャツの男が草の上に腰を下ろしてギター(ウクレレ?)を弾く場面。  オリエンタ . . . 本文を読む