NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

831号【こんなにしていただき・・驚きと感謝でいっぱい!】

2008-11-04 23:14:19 | Weblog




●先日の中国地方での、水生昆虫調査。

日曜日の朝9時、民家や水田の間をのぼった先にある溜め池。

すぐ手前には、民家。


見まわしたが、休日朝早いせいか人の姿はない。

 

  ご挨拶しようにも人がおらんねぇ・・



と、ハマ部長と話し、しばし逡巡。



  県外ナンバーだし、そんなの自分だったら嫌だよねぇ・・  

  ご迷惑でも、家に行っておことわりを言っておこうか。



と、玄関先で池に入ること、車を停めていることのご許可いただいた。




●しばらく池尻でガサガサし、堤近くの魚部カーに顧問が戻ったとき、

民家の方が近寄ってこられて、


  がんばってね! 

  土地の名産をモチーフにした最中、帰ったら皆でどうぞ!




●もう、びっくりしたのなんの。感激したのなんの。

よそ者が池に入ることを快諾してくださるだけでなく、

お土産までいただくなんて・・


感激し、申し訳なく思い、またありがたく感じて、感謝でいっぱい。




●地元でもいつも心がけていることとはいえ、

キッチリ筋を通すことの大切さを改めて学んだ出来事。




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830号【トノサマガエルの憂鬱。】

2008-11-04 00:06:42 | Weblog

県内、山間にひっそりと残る小さな溜池。

そっとのぞくと、





  
  トノサマガエルがいた!



まだ若い個体のようだ。



最近の記事で、ウシガエルを取り上げた。

平地はもちろん、アクセスの悪い低山地ですら、

いまや殿様(トノサマガエル)は居場所を失い、

桁外れに巨大なウシガエルが幅を利かせているのが現状。






ここはかなり山間部だったのがよかったのか、

こうしてトノサマガエルが生き残っている。


福岡県のトノサマガエルは、多かれ少なかれ、

これに類した環境に点在して残っている。


里山の水生生物の中では、最も厳しい部類に入るのでは

なかろうか。





こうした昔ながらの自然環境には、

トノサマ同様に危機的状況にある大型ゲンゴロウも

生き残っている(でもクロゲンだけど)。







 だから、近所にタガメが生き残ってるなんて考えるのは、


 ねぇ・・言わずもがなでしょう。










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