「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

長野・小布施へ

2024年05月21日 | 日記

少しプログ更新の間が開いたため、皆さんにご心配をかけてしまいました。
お稽古もきちんとやっていますし、元気にしております。

この間、長野と小布施を旅してきました。

長野は善光寺に初めてお参りです。
牛にひかれてではなく、若いお嬢さんにひかれてです。
とても旅慣れている方なので、安心してくっついて?いきました。
「先生が思っていたよりも長い距離を歩けることに感動しました。お元気で何よりです。」
と言われてしまいました。
その方は、私が足の手術をしたときも、
京都の旅でわざわざお守りをもらってきてくださったくらいですから、
長く歩くことを心配してくださったのでしょう。
お付き合いいただいて本当にありがたく、良い思い出にのこる旅になりました。

善光寺では案内人さんにくっついて回り、
真っ暗な中を歩く、胎内巡りとやらもしました。
一つやっては「冥土の土産ができた」という私に、まだ早いと笑われましたが。

長野には長居をせずに、すぐに小布施に向かいました。
まず初めに、栗おこわをすすめられていたので、お昼に早速いただきました。
そして午後は、高井 鴻山記念館と北斎館を見学しました。


葛飾北斎が、80才を過ぎて江戸から小布施に高井 鴻山を頼って来たそう。
そしてそこで残した作品が今も大切に守られています。
真筆のそれはどれも見事なものでした。

小布施と言えば栗のお菓子です。
二軒のお菓子屋さんから、お稽古に使えそうな日持ちのするお菓子を送ってもらいました。
主菓子用二種、お干菓子一種、それと私用の栗蜜、今日それが届きました。
早速明日のお稽古にお出しできます。
しばらくは稽古のお菓子は栗三昧です。

これでお土産はもう大丈夫と。宿に向かいました。

お宿は、わらび温泉の一軒宿です。
こじんまりとした、静かなお宿でした。
お互いに気を使わないようにと、私は最近宿はシングルです。
今回も和室ですが、一人一人別の部屋を取りました。
久しぶりの旅館の和食のお料理をゆっくりと頂きました。
この際だからと、少量の掟破りもたくさんしました。
夕食を食べたら、明日の朝食で会いましようと、それぞれのお部屋に。
三か所ある温泉は、どこも貸し切りで入るシステムなので、
一人でのんびりと入りました。

翌日は、同行の方の今回のお目当てである「岩松院」に。
天井に描かれた、葛飾北斎筆の、「八方睨み鳳凰図」は、
さすがに見事なものでした。
以前は天井画ですから寝てみることができたそうですが、
今は文化財保護の観点から、座って鑑賞してくださいとのことで、
首が痛くなるほど上を向いて鑑賞しました。

見るべきものの目的を果たしたので、
次は町をそぞろ歩きしながら、次の目的のモンブランが食べられる店に。


夢にまで見た「モンブラン朱雀」をいただくことができました。
かなりのボリュームでしたが、夕飯抜きでもよいからと完食です。

「小布施に行きましょ」の誘いに乗らなかったら、
もう経験しないで終わってしまったかもしれない今回の小旅行。
行って良かった、行けて良かった・・と。

皆さん栗のお菓子をお楽しみに。