「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

啓蟄そして春分

2023年03月14日 | 日記

三月は二十四節季では、啓蟄と春分ですね。
まぎれもなく春がやってきたと、気持ちも少し浮き立ちます。
桜の開花宣言が、今日にも聞かれそうです。

炉の季節の終わりが近づいてきました。
八炉体験の一つとして、隅炉のお点前をして見ました。
こうやって風炉先を移動すれば、なんちゃって隅炉の出来上がりです。
二畳の隅炉は、あの山崎の利休の茶室、国宝の待庵が有名ですね。
皆さん二畳の御茶室の雰囲気を味わいながら、
「こんな風にすると落ち着きますね。」
とご自分のお家でもお茶空間を工夫できそうと、思いを巡らせていました。
畳二枚分の空間があれば、立派なお茶室になるのですものね。
そんなヒントになったら嬉しいのですが。

暖かな日差しの下で、周りの椿がどんどん咲いています。
茶花として、花入れでたたずむ蕾の椿も、初々しくてよいのですが、
花はその美しさを誇れる時期が短いですから、
きれいに開いた姿も最後まで愛でたいものです。

 

日曜日に、オペレッタを鑑賞ししてきました。

今回のこうもりは、現代風の演出で楽しめました。
池田理代子さんが、二幕のゲストとして、
ご主人の村田孝高さんが刑務所長のフランクとして出演。
それだけでも十分ですのに、なんとゲストとして理代子さんが歌ったのが、
宝塚のベルバラの主題曲二曲で、
特にご夫婦での二重唱の「愛あればこそ」がとても素敵でしたよ。
四時間近くの公演でしたが、盛りだくさんで楽しませていただきました。
それにしても、理代子さんの美しい声と、ドレス姿には、
いつもうらやましいと同時に、勇気をもらえます。
さあ私も炉の蓋をする前に、
頑張って、真のお点前を皆さんにお稽古していただこうと、
台子を出して待ち構えていますよ。