GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

ほっこり顔

2011年12月16日 | 遠野の馬
夕方になって、まるで冬将軍の一団がやってきたかのように、空が灰色になり、北風が強くなった。
東京は今晩からかなり冷え込むようである。

毎年雪の頃に必ず訪れる遠野。
レンズを持つ手はかじかむのに、なぜかこの子たちの顔を見ていると、ほんわか暖かな気持ちになる。
乗用馬生産地として定着している遠野だが、少し前まで農用馬も50頭近くいた。
大人しくて、優しくて、そばにいるだけで暖かくなるような馬たちである。
乗馬人口が増えているそうだが、農用馬を実際に見たことがある人は少ないのではないだろうか。
もったいないことだ、こんなに可愛くて、ステキな馬たちなのに。

冬空をながめながら、
ほっこり顔の農用馬たちを思う。




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中山競馬場風物詩

2011年12月15日 | 競馬場
12月開催の中山競馬場では、最終レースが終る頃、クリスマスイルミネーションがともされる。
今年は、河津桜(右手前)の黄色に染まった葉が、まだほとんど落ちておらず、不思議なコンビネーション。

おりしも、美浦村の物産展が開催されていた。
リコリスの当り馬券で、馬の敷き藁から生産されるという名物のマッシュルームをたくさん買った。

足早に、有馬記念の日を迎えそうである。
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競走馬から競技馬へ

2011年12月14日 | 馬徒然
馬事公苑で行われるブリーディングホースショーには、
乗用馬として生まれた馬だけでなく、
乗用馬に転向した多くの元競走馬・サラブレッドが出場している。

彼、インティライミも、そんな一頭。
ディープインパクトが勝ったダービーで、2着。
その後も重賞をいくつか勝つなどの活躍をした馬である。
現在、慶應義塾大学馬術部所属。

このところ、競技に転向する元有名競走馬が多い。
「サラブレッドもきちんと調教すれば、遜色ない立派な競技馬になるんですよ」と、
馬術界のトップライダー・福島大輔さんが話していた。

子馬のときから撮影している遠野馬への特別な思いになんら変わりはないが、
競馬場でがんばってきた元競走馬にもエールを送らずにいられない。

インティライミ
父 スペシャルウィーク
母 アンデスレディー(父ノーザンテースト)
2002年生まれ 29戦5勝
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山茶花

2011年12月13日 | 競馬場
日曜日の中山9R「舞浜特別」で優勝したリコリスのドレードマークは、濃いピンク色のシャドーロール。
冬の中山競馬場に咲く山茶花の色と同じである。

つい先日聞いた話だが、遠野には山茶花はないのだという。
そうだったろうか。
遠野でもいろいろな花を見かけるが、確かに山茶花は見たことがない。
童謡にうたわれたように、「北風ぴゅうぴゅう」ならぬ空っ風が吹く季節に咲く花、
霧や雪で「湿度100%」にもなるような遠野には、咲かぬのかもしれない。

ちなみに、「リコリス」も花の名前だそうだが、どんな花なのかと調べてみると、
ヒガンバナ科の園芸種で、夏水仙やショウキ水仙、曼珠沙華など、葉がない茎に花が咲く品種とのことだった。
垣根になるほど繁る葉に咲く山茶花とは、まったくちがう花である。
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応援するなら・・・

2011年12月12日 | 競馬場
先週の日曜日、牝馬のオープン特別ターコイズSで、エッセイストのヨーコちゃんといっしょにずっと応援してきたマイネプリンセスが見事優勝した。
ブービー人気だったので、万馬券となった。

私は馬事公苑の馬術大会の撮影と重なって競馬場に行けなかったが、応援にかけつけたヨーコちゃんは、しっかり恩恵にあずかったそうである。
プリンセスの晴れ舞台の写真撮影ができなかったことだけが悔やまれる。

さて、昨日の中山9Rには、デビュー時に一目ぼれして応援してきたリコリスが出走した。
最近は勝ちきれないレースが続いていたので、先週のプリンセスのことを思い出し、
「やっぱり、馬を応援したいなら馬券を買うしかない!」
と、思い立った。

競馬場にいながら、撮影に忙しくて何年も馬券と無縁だった。
投票用紙が多様化していたことも知らず、記入方法も忘れていた。
どうにか思い出し、何度か書き直し、リコリスの単複を握り締めて撮影に臨んだら・・・。

なんと、なんと、リコリス優勝!!
決して高配当の馬券ではなかったが、そんなことはどうでもよく、
彼女にとっては久々のトップゴールである。

一票の応援に、魔力があるのも~!!!

リコリス(牝5)
父 シンボリクリスエス
母 ジューンアナガリス(父 サンデーサイレンス)
美浦 久保田貴士厩舎



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再会

2011年12月11日 | 遠野の馬
「お~すばらぐ!(いや~しばらく)」
そんな挨拶をかわしているのかもしれない。

ジャパンブリーディングホースショーのために馬事公苑を訪れた遠野乗用馬生産組合長の栄喜さん、育成担当のチバ課長、そして生産者マコトさんが、馬を取り囲んでいる。
「メネ、メネ、」と語りかけるマコトさんに、メネラウスはすっかり甘え顔。
彼は、自分を慈しんで育ててくれた人たちのことを、覚えているのだろう。

遠野を旅立っていった馬と、送り出した遠野の人たちとの、つかの間の再会。
まだ若いメネラウスが競技会デビューするのは、もう少し先である。

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イチョウと月

2011年12月10日 | 日々折々
神宮外苑のイチョウ並木が、「イチョウまつり」にともない、ライトアップされている。

太陽の光に映えるイチョウの彩りとはちがい、
夜の光に照らされた姿は、どこか妖しげ。
枝の隙間から見える月あかりと戦っているかのよう。

「神宮外苑イチョウまつり」は、11日(日)まで開催されています。
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魅力

2011年12月09日 | 遠野の馬
「と」印馬のオンブレサーティーンに騎乗されているのは、
佐倉ライディングクラブの福島大輔選手です。

福島大輔さんの騎乗は、私がミスをしない限り、どこでシャッターを切っても、美しくて絵になる。

カメラマン冥利だなーと思いながら、レンズを向けさせてもらっています。
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姉妹

2011年12月08日 | 遠野の馬
ジャパンブリーディングホースショーの出番を前に、準備運動をする2頭の芦毛馬は、遠野生まれの姉妹。
同じセリの日に、同じ場所へ行先が決まった。
今姉は、一足先に、総合馬術の競技馬として、実績を積みつつある。

「野生馬」とされる馬や、人の手を離れて集団放牧されている馬たちは、血縁関係で群れをつくることが多い。
けれど、乗用馬として調教を受け、厩舎で暮らす彼女たちも、血を分けた姉妹であることがわかるのではないだろうか。

同じ競技に出場する彼女たちが準備運動する姿にレンズを向ける。
メリーゴーランドのように、芦毛の姉妹が軽やかに動いていた。
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ジャパンブリーディングホースショー2011

2011年12月07日 | 馬徒然
トップギアが連覇した今年のジャパンブリーディングホースショー(写真右から1番目)ですが、
JRA馬事公苑の遠野産馬エルマが岡崎詠司選手を背に入賞をはたしました(写真左から1番目)。

エルマ(セン9)
父 フロドラジェルベーズ
母 エルマスリー
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