GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

開聞山麓のトカラ馬

2012年09月17日 | 日本の馬
鹿児島市内から日帰りで行くことができ、ゆっくりトカラ馬と遊べるのが
開聞山麓自然公園。
「フェリーとしま」の鹿児島出港が1日延期になったことで、
思いもかけず訪ねることができた。

指宿から車で30分ほど走ると、畑の中にそびえる開聞岳が見えてくる。
その麓に、鹿児島の実業家・岩崎与八郎氏が建設した開聞山麓自然公園がある。

昭和38年から39年、トカラ馬の保護活動が故郷の宝島で困難になったとき、
オーナー・岩崎氏の「トカラ馬の繁殖と観光事業のために」という要請により、
宝島から14頭のトカラ馬が「移民」した。
馬たちはこの施設で順調に数を増やし、数年後には数頭がトカラ列島中之島への里帰りを果たした。

現在、ここには60頭ほどが放牧・飼育されている。
今年生まれた小さな子馬の姿も。

写真は、開聞岳を望む広大な放牧地で自由に過ごすトカラ馬たち。
コメント (2)
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