GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

はるかなりトカラ

2012年09月14日 | 日本の馬
朝7時、列島最南端の宝島を出港した船は、小宝島、悪石島、諏訪之瀬島、平島に寄航しながら北上を続け、昼12時半ごろ中之島に入港した。
たった1日半の短い滞在で名残惜しいが、再び「フェリーとしま」に乗船して鹿児島へ向う。

もともと2日半滞在の予定で、今回のスケジュールを組んだが、
思わぬ事態で鹿児島出港が1日延期となり、島の滞在日数が少なくなった。
この便を逃すと次は2日後。
ただし、天候次第では、予測のつかない長期滞在となることもある。
週2日、鹿児島とトカラ列島を往復する「フェリーとしま」が交通手段のすべて。
それがトカラである。

遠ざかるトカラ列島最北端の口之島を眺めながら、
この海峡を境に、現実に戻されたような気がした。
御岳のふもとで、黒馬たちに寄り添っていた時間が夢のよう。

はるかなり、トカラ。
また、訪れることができますように。
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