震災で開催が中止となっていた中山競馬場では、先週から福島競馬場の代替開催がスタートしている。
震災後、初めての中山である。
クリスタルコーナーがあるスタンドは節電のため閉鎖され、真っ暗で異様な雰囲気。
応急処置をしてある部分も目に付く。
けれど、春先に使われなかった芝生のコースは緑鮮やかで、
パドックの花畑も彩り豊か。
ウィナーズサークルの手すりに、口に虫をくわえたスズメがしょっちゅう飛んでくる。
手すりの中から、さかんに聞こえる子スズメの鳴き声。
開催がない間に手すりの隙間に巣をつくったらしい。
普段は人がいない場所に、その日は馬や人がひっきりなしに出入りするので、
親スズメは、なかなか落ち着いて運んできた餌を与えることができず、右往左往している。
早々とスズメの巣に気がついていたカメラマンさん、
「今日はスズメの受難の日だねえ」とつぶやいた。
おそらくスズメは、この時期は毎年ここで子育てをしていたのだろう。
今年はいつもと違うと、彼らも面食らっているにちがいない。
異常事態であっても、皆がそれぞれの営みを続けるしかない。
馬も、スズメも、私達人間も。
改めて、一日も早い震災からの復興と、原発の沈静化を祈ります。
震災後、初めての中山である。
クリスタルコーナーがあるスタンドは節電のため閉鎖され、真っ暗で異様な雰囲気。
応急処置をしてある部分も目に付く。
けれど、春先に使われなかった芝生のコースは緑鮮やかで、
パドックの花畑も彩り豊か。
ウィナーズサークルの手すりに、口に虫をくわえたスズメがしょっちゅう飛んでくる。
手すりの中から、さかんに聞こえる子スズメの鳴き声。
開催がない間に手すりの隙間に巣をつくったらしい。
普段は人がいない場所に、その日は馬や人がひっきりなしに出入りするので、
親スズメは、なかなか落ち着いて運んできた餌を与えることができず、右往左往している。
早々とスズメの巣に気がついていたカメラマンさん、
「今日はスズメの受難の日だねえ」とつぶやいた。
おそらくスズメは、この時期は毎年ここで子育てをしていたのだろう。
今年はいつもと違うと、彼らも面食らっているにちがいない。
異常事態であっても、皆がそれぞれの営みを続けるしかない。
馬も、スズメも、私達人間も。
改めて、一日も早い震災からの復興と、原発の沈静化を祈ります。