GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

宮古馬を訪ねて(4)~ネピアグラス~

2009年04月27日 | 日本の馬
馬たちが好んで食べているのは、ネピアグラスという草です。とっても大きく一見硬そうな草ですが、牧草が豊かに見える放牧地にいる馬たちも、ネピアグラスの時間になると、皆集ってきてバリバリと食べます。

ネピアグラスは、宮古島のどこにでも繁茂しているという繁殖力の強い植物だそうです。熱帯アフリカ原産でイネ科。農家にとっては厄介な植物なのだそうですが、九州や南の島では牧草として利用されているようです。
北海道のドサンコが、森に繁茂するササを食べるのと同じように、宮古馬も、このネピアグラスを好んで食べるということに、とても興味を覚えました。
土地に繁茂する植物とそこに暮す在来馬とは、とても深いつながりがあるのだと思いました。

一方、放牧地にクワやバナナの葉があります。地元の人いわく、とても苦く、馬にとっては危険な植物なのだとか。けれど馬は決して食べないそうです。
本当に、馬は賢い!
コメント
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