ドイツの馬取材旅行は、緊張と冒険の連続だったが、幸いにも期間中で馬に会えない日は、ライプチヒを訪れた日だけだった。
もちろんライプチヒも「馬取材」いや「競馬場取材」が目的だった。けれど、開催日でなくとも競馬場があるところ馬がいるのでは、という期待は見事裏切られてしまった。
で、しかたなく、「音楽の旅」を試みたのだった。ライプチヒはクラシック音楽に縁深い街である。
ライプチヒ最大のスポット・バッハのお墓があるセント・トーマス教会を訪ねた後、メンデルスゾーンが晩年をすごしたアパート、メンデルスゾーンハウスへ。
市街地のはずれ、静かな佇まいの中に、その記念館はあった。
敷地内に入ると、ピアノの音が聞こえた。メンデルスゾーンの「無言歌集」の一つ「舟歌」。
音がする建物の中をのぞいてみると、ピアノに向かう2人の人が見える。ピアノレッスンの最中だった。
やさしく、シンプルな、素直な音色・・・。思わず聞きほれた。
すぐ向いの建物が「メンデルスゾーンハウス」と呼ばれる記念館。
こじんまりとした、いくつかの質素な部屋のひとつは、ピアノ室(写真)。
一番奥の部屋はコンサートサロン。多分現在でもピアノサロンとして使われているに違いない。手入れが行き届いていた。
見学しているときも、開いた窓から流れるピアノの音が、メンデルスゾーンの音楽が流れてくる。耳慣れた曲なのに、この新鮮な空気はなんなのだろう・・・。この曲はこんなに綺麗な音楽だったっけ・・・。
馬を追いかける旅のさなか、思わず肩の力がぬけた一時でもあった。
もちろんライプチヒも「馬取材」いや「競馬場取材」が目的だった。けれど、開催日でなくとも競馬場があるところ馬がいるのでは、という期待は見事裏切られてしまった。
で、しかたなく、「音楽の旅」を試みたのだった。ライプチヒはクラシック音楽に縁深い街である。
ライプチヒ最大のスポット・バッハのお墓があるセント・トーマス教会を訪ねた後、メンデルスゾーンが晩年をすごしたアパート、メンデルスゾーンハウスへ。
市街地のはずれ、静かな佇まいの中に、その記念館はあった。
敷地内に入ると、ピアノの音が聞こえた。メンデルスゾーンの「無言歌集」の一つ「舟歌」。
音がする建物の中をのぞいてみると、ピアノに向かう2人の人が見える。ピアノレッスンの最中だった。
やさしく、シンプルな、素直な音色・・・。思わず聞きほれた。
すぐ向いの建物が「メンデルスゾーンハウス」と呼ばれる記念館。
こじんまりとした、いくつかの質素な部屋のひとつは、ピアノ室(写真)。
一番奥の部屋はコンサートサロン。多分現在でもピアノサロンとして使われているに違いない。手入れが行き届いていた。
見学しているときも、開いた窓から流れるピアノの音が、メンデルスゾーンの音楽が流れてくる。耳慣れた曲なのに、この新鮮な空気はなんなのだろう・・・。この曲はこんなに綺麗な音楽だったっけ・・・。
馬を追いかける旅のさなか、思わず肩の力がぬけた一時でもあった。