GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

馬糞

2006年05月17日 | 馬徒然
某雑誌に馬糞のリサイクルに関する記事を書くため、遠野で聞いた話を原稿にする。東京生れ、東京育ちの私にとって、農業に携わる人たちには、当たり前の言葉や知識が、すべて新鮮。土と接する機会が少ない都会人の決定的弱点だと思う。匂いとか、触った感触、とか、小さな生き物への興味とか、すっかり五感が鈍っているような気がする。私だけが、そういうものに無知だったのかもしれないけれど、自分の素直な感動を記事にするしかない。ヤゴの羽化が、稲の穂でなされることがどれほどすごいことなのか、モリアオガエルの卵が見付かる池が、どんなにきれいなのか、馬糞がどれほど土に効力をもたらすのか・・、知っている人には当たり前のことを、ひとつひとつ文字にする。
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