五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 「お気に入り」1巻作品 いろいろ

2014年08月16日 | ◆「お気に入り」  マンガ

「お気に入り」1巻作品いろいろです・・・

が、体調崩してしまって予定よりも少なめに(^^;

他、『プリニウス』 『魔法使いの嫁』 『パンプキン・シザーズ:パワー・スニップス』

『アクレキ』 『エジプトの三角』 『アルドノア・ゼロ』 『魔法少女たると☆マギカ』なども

紹介したかったのですが、今月はもう機会がないかも・・・

 

 

 

『ハルロック』1巻 (西餅 先生)

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 【試し読み】 「奇想天外電子工作コメディ!」 (オビ文より)

 向坂晴さんは、女子大生。

 まだ19歳なのに、彼女の趣味は電子工作!?

 そんな電子工作が好きな、空気読めない女子大生のモノづくり生活です。

 

 「人生の残り時間付きタイマー」「地獄見せマシーン」「ゴキブリをやっつける機械?」

 などなど、作中さまざまな電子工作を披露する晴さん。

 その発想から、製作の過程、実際使用しての結果まで、

 すべてが面白おかしい内容になっていて、楽しませてくれます。

 

 その面白味の中心にあるのは、晴さんの性格。

 「パーツ屋見て、ジャンク屋見て、それだけでこんなに楽しい・・・」

 と言っちゃうくらい電子工作好きというならまだしも、

 人の気持ちに無頓着で、デリカシー皆無、空気を読まないタイプなものだから、

 その言動から周囲の反応まで、あらゆることにズレが生じて可笑しさになっています。

 さすがに「入院してるおばあさんに地獄を見せるマシーン(略)を作ろう!」

 とか言い出した時は、頭おかしいと思っちゃいましたけど!

 

 しかし、その空気読まなさが自由な発想や、気後れの無さになっているあたりは、

 侮れない一面なのかも? とも思わされます。

 また、電子工作における難しい話もあるのですが、

 決して面倒くさくはないので、興味深く読めたりするのも良いですね。

 多くの人たちとの交流も、晴さんの変人ぶりを際立たせてくれて、面白いです!

 

 

 

『紫電改のマキ』1巻 (野上武志 先生)

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 「女子高生×戦闘機!」 (オビ文より)

 女子高生・羽衣マキは、友人・長谷川素子の拾ったヒコーキへ乗ることに!?

 そのヒコーキ「紫電改」は、なぜか言葉を話す不思議な機体。

 そこから始まる、女子高生の大空への挑戦物語!

 

 ヒコーキ通学が許された世界。

 というだけでなく、それぞれの学校に存在するナワバリを侵すと、

 敵対行動とみなされて、攻撃を受けてしまうというから驚き。

 そんなヒコーキの世界で、飛行から戦闘までこなしてしまう女子高生たち。

 はじめヒコーキを持たないマキが、紫電改を手に入れて、様々なライバルと出会い、

 空戦を繰り広げる様子が、心躍る面白さを感じさせる作品になっています。

 

 マキの通う石神女子高校には、エース「飛燕のお蛍」こと

 古嵐蛍という先輩がいて、彼女とマキのかかわりも見所。

 紫電改に乗るマキに、学校の通学機を護衛する役割を担ってほしがる蛍に対し、

 困惑するマキといった風に、ヒコーキ乗りとしての自覚が試されるなど、

 ドラマ的にも面白味を感じさせてくれますね。

 

 そして、空戦がエキサイティングに描かれつつ、

 西東京の四天王なんて存在まで出てきて、ワクワクさせられたりも。

 女子高生はもちろん、ヒコーキも魅力的。

 そんな空の物語に、期待です!

 

 

 

『ステルス交響曲』1巻・2巻

 (原作:成田良吾 先生/漫画:天野洋一 先生)

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 警備会社に勤める“透明人間”の物語。

 さまざまな種族が集まる神防町。

 そこにある警備会社V&Vにいる藪雨トロマは、透明人間だった!?

 彼のもとに舞い込んだ依頼から始まる、カオスなファンタジーです。

 

 原作の成田良吾先生は、『デュラララ!!』『バッカーノ!』などで知られる作家先生。

 これらの作品の特徴は、群像劇であるということで、

 本作にも、その特徴がふんだんに表れています。

 なので、“透明人間”トロマが主役でありつつも、

 2話目(第1幕)から登場する、「呪い」を背負った少年ジグを中心に話が進行。

 彼が遭遇する様々な危険や、異能異形の人々との交流が、面白味となっています。

 なので、2巻終盤での物語の転換には、ちょっと驚かされたりしましたね。

 

 そして、トロマやジグをはじめとする、多くのキャラクター造型もしっかりとしているため、

 個々の人物にも魅力が感じられ、彼らが織り成す群像劇を楽しむことができます。

 異能の力をもった人々のバトルに、心躍ること間違いなし!

 しかし、本作はすでに連載が終了してしまっているとのこと。

 まだまだ活躍しきれていないキャラクターが大勢いることを考えますと、

 少しもったいない気がします。

 

 完結3巻は、10月発売。

 私は成田先生作品が好きですので、本作もじゅうぶんに楽しむことができています。

 ぜいたくを言えば、もっと読みたかったな~と。

 なので、最終巻にも期待ですね!

 

 


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