五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 「お気に入り」1巻作品 いろいろ(後)

2014年06月21日 | ◆「お気に入り」  マンガ

「お気に入り」マンガの1巻作品いろいろ、続きです。

今回は、歴史ものっぽい作品3つで・・・

『黄門さま~助さんの憂鬱~』『アルスラーン戦記』も入れたかったのですが、

2巻出てしまったので、別の機会に・・・書けたらいいな~(^^;

 

 

『応天の門』1巻 (灰原薬 先生)

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 「平安の最強バディ、ここに誕生!!」

 京随一の女好き・在原業平(38)。

 口の悪いひきこもりエリート・菅原道真(18)。

 そんな2人の織り成す、平安サスペンス物語です。

 

 京の都で起きた女官連続失踪事件にからみ、

 出会った業平と道真は、事件の真相へと迫ってゆくことに・・・

 といった感じに、何かしらの事件を、2人して「解決」してゆく内容となっています。

 色恋に長け、フットワークの軽い行動派である業平と、

 頭抜けた頭脳派でありながら、人の心情を察することができない道真

 という組み合わせに、味がありますね。

 

 基本的には、道真が“探偵役”で、業平が“助手的”な立場でありますが、

 口が悪く引きこもりがちな道真を、うまい具合に動かすのが業平というように、

 なかなか面白い関係になっていると感じます。

 また、ガチガチの貴族社会である平安の都にあって、

 若き秀才にありがちな潔癖さをもって挑もうとする道真に、

 「最後には正しい者が勝つと、本気で思っているんじゃないだろうな?」

 などと諭す大人な業平という、若さと成熟さの対比も、興味深い描かれ方ですね。

 

 さらに、業平といえば悲恋でも有名。

 そのあたりの話もにおわせつつ、様々な事件がからんでくる物語。

 平安時代の事物の描き方にも注目できる、期待の1作です!

 

 

 

『姫路城リビングデッド』1巻 (漆原玖 先生)

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 「名将ゾンビ軍団 vs 姫路城」 (オビ文より)

 戦国の世も終わりを告げた時代・・・

 だったはずが、なぜか姫路城に、とつじょ化物の軍団が襲来!

 しかも、それを率いているのは、織田信長や武田信玄といった

 死んだはずの戦国武将たち。 そこから始まる姫路城とゾンビ軍団との戦い。

 

 城が大好きな少年・七尾虎次。

 彼が遭遇した謎の武者は、いわゆるゾンビのような存在で、

 頭をとっても動き続ける化物だった!

 すんでの所を、梟司という男に助けられるも、すでに姫路城は化物の群れに囲まれており、

 人々は、城へこもって対抗することに・・・ といったお話。

 

 物語は、虎次を中心に、彼を助けた梟司や、門番の小熊雪治郎、

 城へ用事があってやって来た少年・徳本千歳、そして城主・本多忠政や、

 その長男・忠刻、さらに、かの有名剣豪など、様々な人物を加えて、

 籠城戦へ向けた展開となります。

 

 敵であるゾンビ軍団の名将たちも気になるところですし、

 何より、姫路城の構造に関する城うんちくなども、面白味になっていますね。

 化物軍団を相手に、どのような籠城戦が繰り広げられるのか・・・ 楽しみです!

 

 

 

『軍師×彼女』1巻 (洋介犬 先生)

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 「JK軍師あらわる!!」 (オビ文より)

 郭河奉子さんは、軍師な少女。

 隣の席の徳武操司くんを、主君認定しつつ、「天下」をめざすとか言い出して・・・

 そこから始まる三国志をモチーフにした、群雄割拠な日常を描くコメディ作品です。

 

 「三国志」を知っていれば、郭河さん=郭嘉で、徳武くん=曹操だとわかります。

 その調子で、作中には様々な「三国志」の武将をモデルにしたキャラクターたちが登場。

 学園内で、はちゃめちゃな行動をとっては、派手に楽しませてくれたりもしますが、

 そこはやはり、ライバル的な存在もいるわけで、緊張感のある内容もあったり?

 

 「三国志」を知らずとも、奇想天外な登場人物を楽しむこともできますし、

 そこから、「三国志」の世界に足を踏み入れてみるのも、また一興。

 曹操がモデルの徳武くんが主役というのも、面白い点ですね。(最近ではそうでもないか)

 もちろん、あの有名人・諸葛孔明をモデルにしたキャラクターも出てきますし、

 さらなる「三国志」世界の広がりを期待したい作品ですね。

 

 

 

この他にも、紹介したい作品は色々ありましたが、

また、しばらく書けそうもないのが、残念です(^^;

 

 


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