ヤングキングアワーズ 2018年5月号より
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●僕らはみんな河合荘 (宮原るり 先生)
今回の主役は・・・愛美さん!
「瀬戸係長」と呼ばれていますが、もともとは課長だったらしく、
親会社に吸収合併されて、今の立場になっているとは何とも複雑な気分。
それでも、現在の課長さんの無茶ぶりにも対応する愛美さん、社会人の鑑ですね。
また、女性陣には大いに尊敬・支持されているようで、人望があることもわかって、
愛美さんの会社での立場への理解が深まります。
それにしても愛美さん、33歳なんですね~。
本人は「数え年だから32」と言い張ってますけど(^^;
今回は、そんな愛美さんのお話になっていました。
社会の波にもまれつつ・・・
現在の課長さんに仕事を押し付けられつつ、そのことを忘れたかのように
ふるまわれても笑顔で対応し、下心ありげに食事に誘われても上手くかわして、
色々と心労が積み重なってそうな様子。
そして、誉め言葉をかけられても「等しく毒を感じてしまう」というのは、
よくわかる心の動きですねえ・・・正直、共感してしまいます。
皮肉か何かと受け止めることが多くなったりしますし(ぇ
「人の機微に聡い大人になったのか」「大人気なく退化してるのか」
なんてセリフにも、悲哀を感じてしまいますね。
泣きっ面に蜂。
そんな風に落ち込んでいる所、愛美さんにさらなる不運が・・・
住んでいるアパートで出火があって、帰れなくなっていたのは気の毒すぎ。
そこで、実家に連絡していますが、弟夫婦に子供が生まれて忙しそうな中、
それでも母上は帰って来なさいと言ってくれたものの、愛美さんは配慮して断り、
さらに友人や会社関係の人も、頼れないと考えています。
「キャリアを積んでも」「こんな時に一人にならない」「方法が見つからない」
という言葉から、彼女の微妙な孤独感が漂ってくるかのよう。
なんて、しんみりムードな愛美さんの所へ、誰かからの連絡が。
ふたたび母上からと思った愛美さんでしたけど、そこから聞こえてきたのは・・・
愛美さん、河合荘へ・・・
麻弓さんからの連絡を受け、愛美さんが泊まる場所が見つかったと考えていたのは、
それだけ麻弓さんが、気安く付き合える間柄だからなのでしょうね。
孤独も癒されるというものです。
出迎えてくれたのは、宇佐くんと住子さん。
そして食事をとりながら、ほぅ…と一息つく、愛美さんの様子がよかった。
さらに、住む場所が決まるまで、空いてる部屋を間借りできることになりますが、
はじめ遠慮した愛美さんに、住子さんが「心配するのって辛いの」と、
恩を着せない言い方で、愛美さんの心をほぐしていたのが好感触でありました。
それにしても、宇佐くんと部屋シェアしている人がいて、
カナダに短期留学中と言っていましたけど、これってシロさんではないですよね?
話を聞いていると、麻弓さん男バージョンみたいな感じですけど、どんな人なのか(^^;
それから、河合荘の生活に触れながら、そのあたたかみを感じる愛美さん。
生活用品を買い込んで疲れて帰って来ると、「おかえり」と迎えられ、
食事も用意され、皆で食卓を囲む暮らしの中、笑顔になってゆくのが微笑ましい。
律さんも・・・
今は河合荘を出ている律さんも、時折やって来ているようで
愛美さんと顔合わせしてますけど、互いに話を聞いているから
初対面という気がしないというのは面白い。
ちょっと大人っぽくなっている律さんですが、これまで長い髪の毛だったようで、
そちらのバージョンもじっくり見てみたかった気がしますね(ぇ
しかし、何よりアレだったのは、宇佐くんが律さんのこと
「律」って呼んでたことですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナチュラルに「律」って、「先輩」じゃなくて「律」・・・まじかー。
前回は「先輩」付けてたんですよ、それが呼び捨て。
「『先輩』はもうやめてって言われてる」とは言ってましたけど。
一体2人に、どんなやりとりがあってそうなったのか、気になりますね。
あの宇佐くんが、そう簡単に「律」なんて呼ぶわけないでしょうから。
まあ、それはともかく、椎名さんは宇佐くんと同じ大学へ行ったらしく、
どうも律さんは、いまだ彼女の存在に振り回され気味でもあるようで、
そのあたりは変わらないな~と、ちょっとだけ安心感。
この場面だけで、色々と現在の状況が伝わって来るのは嬉しい所でしたが、
宇佐&律のイチャイチャ(?)っぷりを眺めて、生温かい視線を向ける
麻弓&愛美さんは愉快でありました。
話題はシロさんへ・・・
そして、お酒の入った愛美さんが、あれこれ愚痴り始めると、
他の皆がフォローする中、麻弓さんだけは違ったことを言っていて、
そのあたりは興味深い内容でした。
今まで勝ち組だった愛美さんは、自分に自信があるから人の言葉に流されず、
幸せだから人と比べなかった「ナチュラルに上から」だという話。
これは、納得できちゃいますねえ・・・
しかし、そんなこと言われて黙っている愛美さんでもなく、
受けて立っている所は痛快でしたけど、宇佐くんと律さんから
「愛美さんも」「なかなかの…」なんて思われていたのは、可笑しかった!
そこから、話はシロさんのことになるも、軽く挑発された麻弓さんが、
いきなりシロさんを呼びだすと言い出して・・・
なんて感じに、愛美さんが河合荘へやって来るという話になっていた今回。
キャリア女性の世知辛さを感じさせる内容と、現在の河合荘などなど、
面白い話が色々でありました。
どうやら次回は、シロさんも加わって、にぎやかになりそうな気配。
愛美さんが河合荘にいる中、どのようなやりとりが繰り広げられるのか。
彼と麻弓さんとの関係や、今の状況など、色々と気になりつつ、今後も楽しみです!
あまり情報ないのでわかりませんが、飯島くんあたりとかは…ないですかね
愛美さん、優秀ゆえの悩みといった感じでしょうかね。
飯島さんとか面白い組み合わせっぽくてよいかも。
問題は接点ができるかどうか…シロさんと知り合ったら可能性もあり得る???