「お気に入り」マンガ1巻、3作品+単巻1作品です。
【艦隊これくしょん -艦これ-】系で、ひとまとめにしてみましたが、
まだ『水雷戦隊クロニクル』を買えていません(;;)
また、アンソロジーに関しても、現在出ている全巻をそろえていますけど、
そちらは割愛させていただきます。
『艦これプレイ漫画 艦々日和』1巻 (水本正 先生)
人気ゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」プレイ漫画!
水本先生ご自身が提督(プレイヤー)となり、ゲーム進行をレポートする作品です。
水本先生が、最初の秘書官として選んだ艦娘(かんむす)は、吹雪さん。
ゲーム的には「主人公」とされていますけど、今一つ目立たないことで有名な少女(ォィ
けれど、そんな彼女と共にゲーム世界を歩む様子が、けなげで楽しい内容となっています。
ちなみに私も、はじめは吹雪さんを選びましたので、親近感を覚えましたよ。
チュートリアルに始まり、建造などで仲間を増やしつつ、出撃しては敵を討つ。
ゲーム進行を丁寧にレポートしていて、ゲームをプレイしている人はもちろん、
ゲーム未プレイの方にも、興味を持ってもらえるようになっていますね。
さらに、登場する艦娘たちも、生き生きとした描かれ方ですし、
水本提督も、トリの姿が愛らしく、艦娘たちとのやりとりが、とても楽しいです。
ゲーム中の資源を気にしたり、ときには敗北を喫したりと、
プレイヤーであれば、共感を覚える場面もちらほら。
全体的に軽快なテンポが心地よいですし、何より、
吹雪さんを大切にしている点が、私には好感触でしたね。(そこかよ)
などなど、人気ゲームのプレイ漫画というだけでなく、
内容も見どころありの作品になっていて、面白いです!
『艦隊これくしょん -艦これ- いつか静かな海で』1巻
(さいとー栄 先生/原作:田中謙介 先生/協力:C2機関)
「海を――そして明日を護るために」 (オビ文より)
深海棲艦と呼ばれる謎の存在と戦う少女たち。
航空戦艦「日向」、駆逐艦「響」、戦艦「金剛」、航空母艦「蒼龍」といった
大戦時の艦の名をもつ彼女たちの姿が描かれつつ、
現在に生きる想いを感じられる作品です。
原作を、艦これ運営の田中謙介先生が手掛けておらるため、
おそらくは、もっともオフィシャル設定に近い内容であるのだろうと思われます。
中でも、艦娘の描写が凝っていて、日向が艦載機を飛ばすシーンなどは、
妖精さんたちの愛らしい姿も拝むことができて、楽しめました。
もちろん、発艦シーンや砲撃シーンも迫力満点。
さらには、艦載機を飛ばす日向の想い、敵潜水艦の位置を探るソナーを使いこなす響など、
「艦」としての特徴を活かした話作りが秀逸で、現在活動中の「ひゅうが」「ひびき」といった
艦が描かれることにより、いろいろと感慨深かったりするのも、魅力になっていますね。
戦闘シーンは迫力あり、日常シーンは少女たちのかしましさあり、
全体的には落ち着いたトーンの内容で、とても良い空気感。
エピソードごとに中心となる艦娘が違うので、次の巻では誰が出てくるのか・・・
とても楽しみです!
『艦隊これくしょん -艦これ- side:金剛』1巻
(漫画:SAYAYUKi 先生/原作:「艦これ」運営鎮守府)
「艦これ」の人気艦娘・金剛を主役にした作品。
海にいるこわーい魔物を退治してくれるお姉さんたち=艦娘。
その中でも、強力な存在である戦艦の金剛と、妹・比叡。
この2人が鎮守府へ着任することになりますが・・・
と始まる物語。
明るいムードメイカーであると同時に、
“長女”という立場のためか、気配りも欠かさない。
そんな金剛のキャラクターが、物語をぐいぐい引っ張ってゆく印象です。
また、同じく戦艦である扶桑姉妹(主に妹の山城)に対抗意識を持たれているのも、
面白い味付けになっていて、比叡と山城の姉想い対決は愉快でした。
そして、戦いだけでなく、日常の時間をすごす艦娘の姿も、
穏やかに楽しめる要素になっていますね。
終盤の緊張感ある展開に、つづきが気になって仕方ありません。
期待です!
『艦これなのです!』 (漫画:七六 先生/原作:「艦これ」鎮守府)
「電、雷、響、暁―― 第六駆逐の絆の物語。」 (オビ文より)
ゲーム「艦隊これくしょん」の人気者4人組・第六駆逐隊。
その中の電を中心に、繰り広げられる物語となっています。
電と雷は、鎮守府学園にて、「深海棲艦対策係」をつとめるコンビ。
学園へやって来る深海棲艦を撃退することが、彼女たちの役割ですが、
心優しい電は、敵と言えども沈めてしまうことに抵抗を感じていて、
敵に打撃を与えながらも、逃がしてしまう日々。
雷も、そんな電を理解し、協力していたのですが・・・
といった感じのお話になっています。
もちろん、雷電姉妹のみならず、他の第六駆逐隊メンバー=暁や響も登場し、
雷電たちと深くかかわることになってゆく展開で、じゅうぶんに楽しませてくれます。
彼女たちは小柄な駆逐艦ながらも、「抜錨」や戦闘シーンなどは迫力がありますし、
さらに電のやさしさが、ハートフルな空気を醸し出しているのも、好感触な本作品。
単巻というのが少し残念ですが、楽しませていただきました!