２０１２年６月号
表紙は、傘をさす課長や『だってあいちてる』の木の葉ちゃんとおねーさん。
そして、『スキップAD！いろはちゃん』のいろはさんは、レインコートのみでお仕事スタイル。
梅雨のイメージですかね。
なお今月号のゲスト作品『炊飯器少女コメコ』については、
タイムスペシャルでもゲスト時感想を書きましたので、長文は遠慮いたしました。
今月の「これはスゴイ金賞で賞」は、『もいんの高校野球日誌』より、もいんさん！
もいんさんの甲子園を描いた絵が賞をとっていましたが、これが本当にすごかった！
こんな絵で賞をとって申し訳ないと謙虚に述べる彼女でしたが、これはいつもの前フリ。
いや、本人はいたってマジメに謙虚なのだけど、この絵の“秘密”を知ってしまうとねえ(^^；
さすが野球にかけては誰よりも熱心な、彼女らしいすごさでありました。
【コミックス１巻発売中 ゲスト！】
●センセイあのね？ （小石川ふに 先生）
ある日とつぜん、先生を意識してしまった女子高生の恋物語。
コミックス１巻が発売中ということでゲスト登場。
今回は、先生のスーツを見つけたつぐみさん(^◇^;)
好きな人が着ているというだけで特別なモノになってしまう感覚が、
彼女のうっとりした雰囲気や、スーツに対するアプローチの仕方で、
ニヤニヤ伝わってくるお話になっていましたね。
そんな彼女を眺めながら、どう行動するか賭けまじりに予想する友人２人、
マリさん＆ルコさんも面白かった！
先生だけを見つめているつぐみさんと、彼女を観察するように見守る友人２人。
この視点のかぶさり方が面白味になっていましたね～。 つぐみさん、黒歴史やで！
しかし、先生の方はあくまで「先生」の立場を崩さずに接しているので、
ここからどうなってゆくのか少し気になる作品。 「まんがホーム」で連載中。
今後も楽しみです！
【ゲスト作品！】
●銀輪少女 （バターナッツ 先生）
自転車を楽しむ少女たち。
山の上の学校に通うため、坂道ばかり歩く少女が２人。
そんな２人の横をさっそうとすりぬけて、自転車通学の少女が１人。
スカートめくれてアブナ～イ！ ・・・と思ったら、スパッツはいてて残念、もとい安心感。
それをみた２人のうち１人の少女が、自転車通学目指して、スパッツの人を探すことに・・・
というお話でしたが、最近の作品にしては珍しく、かなりシンプルな絵柄・作風。
ゆえにスラスラ読みやすく、なおかつすんなり楽しめる印象でした。
いきなりスカートの中に顔をつっこむ少女Aや、そんな彼女にツッこむ少女B、
そして優しいスパッツ先輩と、なかなか楽しそうな３人組になりそう。
スパッツが醸し出す微かなエロティシズムが、作風のシンプルさに映えて強烈イメージ。
自転車が中心であることにも惹かれているので、つづき期待です！
●大家さんは思春期！ （水瀬るるう 先生）
タイトルでネタバレやむなし。
メガネ青年、越してきたアパートの一室で、いきなり少女に入り込まれています。
意味が分からず緊張し通し・・・ でも、彼女はこのアパートの大家さんだった!?
と始まるんですが、途中まで彼女が何者かわからないというのが面白かったので、
タイトルばれしているのは少しもったいない気もしました。
思春期の大家・里中チエさん。
そんな彼女と一緒ということで、妄想ふくらますメガネ青年も面白い。
また、お隣の住人・白井麗子さんも、美人ながらひとクセある人物。
などなど、個性豊かな住人達がくりひろげるアパート生活が楽しくなりそうな本作品。
大家さんが思春期であることを、どう物語につなげてくるのか期待したので、つづき～。
●花の任侠物語・しずか （火ノ鹿たもん 先生）
組長の１人娘は女子高生！
「まんがタイムジャンボ」で連載中。
由神組・組長の娘であるしずかさんは、着物が似合う黒髪美少女で、しかも女子高生。
眼光鋭く、刀も扱う彼女ですが、性格は内気で可愛らしい。
そんなしずかさんの「組」と「学校」での生活を、面白おかしく描いた４コマ作品・・・かな？
夏服の薄さ・短さに、恥らう乙女しずかさん。
友人たちの夏服姿にすらおののく彼女が可愛らしく、面白い（＾∇＾；
でも、内気なしずかさんがオタオタする様子を楽しんでいると、
たまに「組長の娘」の顔をのぞかせたりするのが、ギャップ的インパクト。
組では、父親や組の人たちに愛されている一輪の花のイメージで、
彼女をとりまく周囲の人々のコミカルさが、笑いにつながる楽しさになっていますね。
まんがタイムジャンボ連載中ということで、今後も楽しみな作品です！
【最終回！】
●天然☆無農薬一家 （筒井旭 先生）
父親の跡を継ぎ農家となるか、はたまた己の夢を追うか？ そんな少年のお話。
お笑い芸人になるべくオーディションを受けたタケルくん。
そのために家出までしていたので、親父さんは心配しまくり。
というか、呪いをかけて息子の落選祈願とかヒドイ(´▽｀;)
そんなこんなで、最後にタケルくんが選ぶ道は何なのか？
気になる最終回となりましたが・・・ ふむ、“そちら”を選んだのですね～。
田中さんの言葉が影響を与えたようですが、まあいずれにせよ自分で選んだ道。
最後にオチついちゃって今後どうなるのか気になりますけど、
納得しようと後悔しようと、「自分で決めた」ことは大きいのですよ。
だれの責任にも出来ない、己の道。 その決心は尊重されるべきですね。
などなど、最後は決めたこと自体が素晴らしいシメとなっていた最終回。
親父さんのハチャメチャぶりとか、妹さんのクールなヌケっぷりとか、
いろいろ面白かったんですけども、いちばん笑ったのは女装する友人・鈴木くんネタかな？
全体的に勢いがあってノリがよかった印象の作品でした。
そんな感じで、楽しませていただきました！