五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ この“キャラ”を見よ! 『ひよりすと』より、変態メガネ・一郎太くん

2010年12月06日 | ◆4コマ漫画 感想

突発企画「この“キャラ”を見よ!」の第3回です。(第2回はこちら

 

今回は、12月7日にコミックス1巻が発売されます4コマ漫画、

『ひよりすと』より、変態メガネこと一郎太くんです。

 

Hiyorst004_2自己紹介するメガネくん。

 

 

自らを「地味」「出来損ない」と述べながら、

趣味はネットゲームと妄想で

自分は「変態」であると自称・・・大物です。

 

 

「妄想では全てが自由で

自分の思い通りになるのが楽しいですね」

なんて言っちゃう筋金入りです。

 

 

しかし、彼は主人公ではありません。

4コマ漫画『ひよりすと』の主役は、

彼が語る「友人の姉」ひよりさんなのです。

 

妄想では、ひよりさんと結婚したらしいです、

このメガネ。 とんでもねー。

 

 

 

 

・『ひよりすと』について

『ひよりすと』(魔神ぐり子 先生)は、

この可愛らしいひよりさんを中心とするコメディ4コマ漫画。

「まんがタイムオリジナル」で連載中の作品です。

 

ひよりさんは小さいけど立派な大人で、両親が不在がちな家を支えている長女さん。

 

Hiyorst013_2 自分が小っこいことを気にしていたりしますけど、

周囲の人々は小さいからこそ可愛いと、

猫可愛がりします。

 

 

弟・草介くんは高校生だけど、たまにそんな可愛い

ひよりさんにドキドキしてしまったり、

妹・なつめさんは中学生だけどナイスバディで、

お姉ちゃんを愛でまっくています。

 

 

 

そんな姉弟3人のやりとりを中心に、小さくて可愛らしいひよりさんと、

彼女をこよなく愛する周囲の人々を面白おかしく描いた本作品。

 

これだけ聞くと、「ひよりさん萌え~」とカワイイ姉・ひよりさんに萌える作品のように

勘違いされる方も多いかと思いますが、この4コマ漫画はどちらかといえば、

ひよりさんの周りを囲む人々の、底なしな変態ップリを楽しむ作品であると思われます。

 

弟・草介くんは、まだマトモです。

たまに姉の可愛らしさにドキドキしたり、姉のスカートを履きたがるくらいのものですが、

妹・なつめさんは・・・ちとレベル高い変態さんです。

「エロ本読むのと、お姉ちゃんが大好き」と公言してはばからない彼女は、

発言がかなりきわどく危険です。 そのあたりは、7日発売のコミックス1巻をご参照ください。

 

 

 

・変態メガネについて

ところが本作品には、この変態妹・なつめさん以上の変態が存在します。

それこそが、冒頭自己紹介していた変態メガネこと、一郎太くんなのです!

彼は、ひよりさんの弟・草介くんの友人であり同級生という立場ですが・・・変態です。

 

Hiyorst006 発言その1

「スクール水着とブルマに萌える

凡人と一緒にするんじゃねーよ

俺は筋金入りのド変態だぞ」

 

ハイ、変態さんです。 しかも、ド変態です。

プールが始まれば「女子の水着が見れるじゃないか」と述べる友人に、この返し。

スクール水着に萌えるのは凡人らしいです。

では、いったい彼は何に対して萌えるのか・・・?

 

 

Hiyorst007 発言その2

「お前は学校の水泳でクラスの女が

水着で泳いでいるだけで満足するタイプだろ?

でもオレは違う」

 

それにつづけて、

「水泳を休んでる女子の方にしか興味ない」と語る変態メガネ。

なんで「休んでる女子」なのか・・・それには変態らしい理由があるのですが、

私は書くのも恥ずかしいので、コミックス1巻をご参照ください(ォィ。 たぶん載ってるはず。

 

 

Hiyorst011 発言その3

クリスマスの過ごし方を聞かれ・・・

「己を生クリームでデコレーションしたのちに

ツリーに腰をこすりつける」

 

もはや、記事に書き込むのもためらわれるほどの変態ップリです。

ダメだこいつ、早く何とか(略)

要するに、一郎太くんはこんな感じの変態であり、その変態ップリが

この作品をさらに楽しくいろどっているのです・・・・・・・・・・・・たぶん。

 

そんな彼もまた、ひよりさんを愛でる人間の1人。

彼女の誕生日情報を独自に入手していたり、あれもこれもと妄想したり、

ストーカーまがいに変態です。

 

 

 

・変態の意外な(?)一面

このほかにも、様々な変態言動で楽しませてくれる彼ですが、

怒らせるとコワイのですよ。

 

Hiyorst008発言その4

「うるせぇな俺がペアと言ったらペアなんだ黙ってろ

根暗の変態怒らせんじゃねぇ

パンツ脱いでげらげら笑うぞこの野郎」

 

 

とあるはかりごとをめぐらせていた彼ですが、それを邪魔されそうになってこの反応。

そんなことされたら、恐ろしさのあまり気がおかしくなってしまうかも。(んなこたーない)

でも、根暗な変態は怒らせるとコワイみたいです・・・気をつけましょう。

 

 

ただ、そんなふざけた彼も、やるときはやります。

 

Hiyorst010 ひよりさんと2人きりで歩いていると、

ナンパ男が一郎太くんを無視して

ひよりさんに声をかけてきました。

 

 

しかし、「地味」と自称していた彼も、

こんなときはバシッと一喝!

「ナンパだったら迷惑だからあっち行けよ!!」

 

まあ、もっと穏便に対処すればいいんだけど、

一般コミュニケーション不足であろう彼は、

ここでナンパ男と衝突してしまうわけです。

 

 

まあ、この後やられちゃうんですけどね。

逃げるよりは立派だと思います。

 

その行動はひよりさんを守ろうとした+男の見栄から出たものだろうし、

何と言うか私は、こうした規範で動いた彼を侮ることができないのですよ。

・・・とんでもない変態だけどね。

 

正直、彼の言動はクセになる面白さです。

変態キャラクターに抵抗のない方であれば、かなり楽しめるかと思われます。

ビバ・変態!

臆することなく変態であることを公言し、そのまんまな言動で周囲をひかせる大天才。

 

そんなおもしろ変態メガネ・一郎太くんの活躍を描いた(?)

4コマ漫画『ひよりすと』は、12月7日発売。 楽しみです!

 

 

(引用)

「まんがタイムオリジナル」2010年 8月号 P.111

「まんがタイムジャンボ」2010年12月号 P.71

「まんがタイムオリジナル」2010年 8月号 P.113

「まんがタイムオリジナル」2010年10月号 P.139

「まんがタイムオリジナル」2011年 1月号 P.79

「まんがタイムオリジナル」2010年11月号 P.129

「まんがタイムオリジナル」2010年11月号 P.134