フックド・ラグのこともっと知ってほしい。
絶版になった「アメリカンフックド・ラグ」主婦と生活社 2002年の本がネットで紀伊国屋が2万円になり最近在庫なしになった。
2009年、ミキモトで開催された第3回日米フックド・ラグ展は5,000人の入場者があり、一時は和光の角まで列ができたほどだった。
”このご時世に展覧会の列ができるなんて” とミキモトからも感謝されたのは自分でいうのは僭越だが企画、プロヂューサーとして嬉しいことであった。参加者、制作者、多くの皆さんの協力のおかげと感謝している。
なぜフックド・ラグが面白いのか。アメリカに47年も住んでもっとも感動したことは社会現象を起こした手創り、キルトとフックド・ラグであった。
両方とも繊維であったこと、そして作った動機は家を美しくしたいという素朴な願望であった。
教えるところもなく、出版物もほとんどなかった19世紀の初めからお互いに影響を受けながら必要を満たしていった普通の人々の創作力に感動した。ただ作っただけでなくデザインがナイーブペインティングのように楽しい。
ラグのデザインには ”かわいい!発想がいい!” と素直なデザインに驚かされる。 技巧的でなく微笑ましい。
アートとは何か。アートとは人をハッピーにさせるものだ。評論家が定義し、”これこそがアートだ” と押し戴くのはもうやめよう。
なんでもデザインになる。誰でも作れる。恐れず素直に実行しているのがいい。
鳥のデザイン
この後どんどんラグのサンプルを掲載します。
作って見たい方はホームスパンで小林恵のラグスクール初級と中級(月1回)が7月から始まります。
お問い合わせはホームスパン原恵子:℡070-6642-6416にお問い合わせください。
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