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歴史街道を歩く会 10月例会  飛騨街道「金山宿と筋骨めぐり」

2016年10月22日 23時47分14秒 | 歴史街道を歩く会

「歴史街道を歩く会」の10月例会に参加しました。今回は飛騨街道の金山宿を訪ねるコースです。下呂市金山町の街中を歩くのでして、街中の筋骨を歩きました。筋骨とは裏路地や赤道(アカミチ)を指す飛騨金山の言葉です。街中に網の目のように張り巡らされた生活の道です。
地元のガイドが案内してくれて、説明が参考になりました。
昭和3年に高山線が飛騨金山まで延伸してきて、それに金山橋が架橋されて、この辺りの生活が一変しました。



金山町観光協会発行の筋骨めぐり 散策マップを引用しました。



JR那加駅です。9時19分発の下呂行きの普通列車が来ました。
右は車掌が車内発行した切符です。向かう飛騨金山駅はICカードの範囲外ですので、ICカードが使えません。それで車内で車掌から切符を買いました。




飛水峡信号所を通過した所です。
高山線で、駅と駅の間で、長い区間の箇所には待ち合わせの信号所が有ります。
気をつけて線路を見ていないと、このような事は判りません。




高山線と国道41号線が並行します。
東海北陸自動車道ができて、こちらの国道を走る車が減りました。
列車の窓から撮影したのですが、左側が窓の端で上手く撮れませんでした。




こちらは鷲原信号所です。
反対列車とすれ違える所ですが、ここも対向列車とはすれ違いませんでした。




下油井駅です。
時刻表では10時35分着で10時49分発となっていました。
左が美濃太田行きの普通列車で、やり過ごします。
右は上り列車。ひだ6号で、通過するのを待ちます。車内アナウンスで、反対列車が4分ほど遅れているので発車が遅くなると言っていました。



飛騨金山駅が見えてきました。。




飛騨金山駅に着きました。
ガイドの岡戸さんが迎えてくれました。

駅に着いて、岡戸さんが岩屋岩陰遺跡に着いて説明してくれました。この遺跡には巨大な岩が有るのですが、古代人が岩の間から差し込む光で暦を使っていたのではないかと言うことでした。
金山は北側に天領と郡上藩。南側に苗木藩と尾張藩が接する珍しい所で、関が原合戦の前に前哨戦が有ったのだと説明しました。



その前哨戦。
戦死者が出て首塚や足塚が有ったと記述しています。
駅に有った解説地図です。




飛騨金山駅から歩き始めました。




まず、向かったのが大船渡の渡船場です。




ここが大船渡の渡船場跡です。
対岸の尾張藩とこちら側、天領で大船渡村。双方で運行していました。尾張藩側は1人で運行していましたが、大船渡村側は25軒で運行していたのだそうです。大船渡村の田は水が貯まらず水田の耕作が出来ない場所だった。それで、養蚕が主な収入源となっていた。それに少しでも現金収入をと言うことから、村人がお互いに出て渡船事業に携わったのだと岡戸さんが説明してくれました。




岡戸さんの背中。
金山町観光協会スタッフのジャンパーを着ています。




次に案内されたのが金山振興事務所です。この建物は金山町役場だった所ですが、
合併に寄り下呂市となり、振興事務所となりました。
この振興事務所の建物には金山町商工会や保健センター、公民館などが入っています。



4階へ上がりました。
郷土館となっている部屋です。
土曜日で休館なのですが、鍵を借りて部屋を開けて貰えました。




国境の紛争。
決着を着ける書面です。
書いてあることを解説して貰えないと、判らないです。
勘定奉行に寺社奉行。1人でなく複数だったのか。

最初に案内されたのが第4展示コーナーでした。ここには、かつて使ったのこぎりや消火に使った鳶口。お籠も有りました。続いて入ったのが第3展示室です。こちらには古文書や鏃が展示して有りました。
古文書はケースに入っていましたが、第4展示コーナーの品々は並べてあるという感じでした。




金山橋を渡ります。
この橋は昭和3年に架橋されたものでなく、新しい橋だそうです。




橋の上からの眺めです。
右が飛騨川、左が馬瀬川です。
飛騨川は上流にだけがあるので水が汚いと言っていました。




橋の上で「釣りキチ三平」の説明です。
この場所が「釣りキチ三平」で取上げられました。
今は飛騨川と呼んでいますが、益田川と、かつては呼んでいました。ふり仮名が打って有りますが、マスダガワでなく、マシダガワが正しいと思います。




看板の字が読み難くなっていますが、「街の駅 よってこ家」です。
ここで昼食にします。




昼食が終わりました。
2人のガイドが応援に駆けつけてくれました。




昼食を終えて、筋骨めぐりで歩き出しました。
最初に向かったのが石田とうふ店です。




とうふの試食を用意してくれましたが、アッと言う間に無くなりました。



店内の様子です。





アゲを買い物する女性。
以前、飛騨金山に来た事が有ります。表の通りを歩いていた時、車で来た人に、この辺りにとうふ屋が有るハズだが知らないかと聞かれました。遠くから来た人達のようでした。そんな美味いとうふなら買って帰ろうと思い、保冷容器と保冷剤を持ってきました。帰ってから湯豆腐で食べました。確かに美味しい味でした。
それにアゲも買って帰りました。フライパンで焼いてくれましたが、美味しい味でした。




境橋の方に向かいます。
歩いている右側に馬瀬川が見えます。川底が見える程綺麗な水です。




道を歩いていて、右に入っていく細い道。左に入っていく細い道。
この道が筋骨だと教えられました。




案内されて来た所が高木酒造です。




高木酒造の表側です。
杉玉が下がっています。




店の中に入りました。




店内には酒造に関係する資料なども展示して有りました。




店内から直売店に向かう途中、酒蔵の中が見えました。




直売店に向かう細い道。
この道も筋骨です。




国道沿いの直売店に来ました。




色々の酒を試飲してみました。




筋骨を歩きます。




次に来たのがびっくり餅の餅倖と言うお餅屋さんです。
こちらは黒豆大福が有名な店です。




筋骨を歩きます。




手漕ぎポンプです。
少し前まで故障していたみたいです。
岡戸さんが柄を上下させると勢い良く、水が出ました。




筋骨から飛騨街道に出てきました。
何を喋っているのでしょうネ。




筋骨めぐりのポスターです。
新しく出来たポスターのようです。





飛騨街道。
ひっそりとした街道で、誰も通らない。
それでも、直線の道路でないので、古い街道を想像させます。





飛騨街道に出てきました。




次に案内されたのが銭湯です。




銭湯の前に立つ岡戸さん。
この銭湯は「旭湯」と言う銭湯で昭和60年まで営業していました。




左は番台。右は脱衣箱です。
脱衣箱は二十番まで着いています。


奥に浴槽が有り、浴槽内でタオルを使わないでと書かれています。






筋骨を歩きます。




両面宿儺(リョウメンスクナ)像が有る、鎮守山を仰ぎます。




これから川沿いの筋骨を歩きます。





家屋が川の上までセリ出ています。





ネコが歩いて行く私たちを見ていました。




ここは、昔、遊郭だったのだそうです。
手摺に、コウモリの細工が残っています。
何でも、コウモリの印が有るところが遊郭の特徴らしいです。
この窓から女の子を選んだのではないかと言っていました。




川の上の橋。
裏から出入りが出来ます。




清水に来ました。




水神様が祀ってあります。
右側は清水の栓を抜いたところです。栓を抜くと水位が下がります。
それに伴って、新しい水がプクプクと泡を建てて湧き出してきます。




筋骨を歩きます。




北側の清水に来ました。
ここには屋根がついています。
こちらは板で水を堰き止めていました。
板を外すと、水位が下がり水が湧き出します。




水位が下がり、一斉に清水が湧き出します。




清水屋根建替改修工事と書かれています。
昭和42年9月19日の日付が書かれ、工事費が弐萬5千円です。勤労奉仕で出た人の名も書かれています。清水を利用する人、総出だったのでしょう。
ここの場所。今では余り、使われていない見たいです。
それでも、この屋根を改修した当時。井戸端会議ならぬ清水会議。オバチャンたちが大きな声で喋っている様子が想像できます。



川沿いを歩いてきました。
ここで、岡戸さんがスケッチ画を見せてくれました。
ここへ絵を描きに来る人が居るのだそうです。



飛騨街道に出ます。
この場所はポスターでも取上げられた所でした。



みんなと離れて名取のてんぷら屋へ来ました。




コロッケや味のフライが並んでいます。
コロッケを2個買って、持ち帰りました。
ジャガイモの味すると言った感じでした。




飛騨街道を歩きます。




屋根の有る清水に来ました。
ここは東の清水と呼ばれているようです。




御社がありますが、水神様を祀っているのでしょう。
清水を飲んでみました。




筋骨沿いにホトトギスが咲いていました。




飛騨金山駅に戻ります。




飛騨金山駅です。




飛騨金山駅のプラットホーム。
列車が来ました。




美濃太田行き普通列車の車内です。
ワンマンカーで乗車駅からの料金を表示しています。
料金表からこの列車は猪谷から来た事が判ります。




美濃太田駅で岐阜行きの列車に乗り換えます。
岐阜行きが入線してきました。




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