

この新月期2回目の出撃ができた。この日は一晩かけて難題レムナントを撮ろうと準備。 撮影できる高さまで昇ってくるのは21時過ぎ。28時まで撮影できれば7時間。19時過ぎにはすっかり暗くなり撮影ができたけれど赤道儀の具合が悪くアライメントで星を導入するも全然導入できない。極軸も合わせているがどうしたことだろう。導入はステラショットを使っているがおかしい。焦点距離も288mmで導入出来ないわけがないのだが・・・。なんだかんだと結局撮影開始できたのはレムナントが東の空に昇ってきた21時半過ぎ。
フィルターをQBPに変えて露出300秒に設定し21時17分撮影開始。終了したのは午前4時前。この日は時折 雲が流れてきていたが狙った方面は影響が少なくほぼ大丈夫だったのは幸いだった。
季節が進んで寒くなりカメラの電池の持ちも悪く予備を2個使用。5~6年前に買った赤道儀用の75000mAhの容量のモバイルバッテリーがヘタリ気味で最後まで持つのか心配だったか残量インジケーターが5個の内残り1個で無事終了。
使用可能なコマは77枚。合計385分だがまだ足りない。
PostProcessingまでpixinsightで処理し16ビットTIFF画像をPhotoshopに渡しゴリゴリとフィラメント強調処理。
いままでの最高露出時間は4時間だったのでそれよりは良くなった・・・超新星残骸-難しい!
10月5日 天竜奥三河国定公園 面の木駐車場
Borg71FL×0.72レデューサー 288mm f4.1/QBPフィルター/Nikon D810A
EQ6Pro/ASI120MM/PHD2/ステラショット ISO3200 300秒×77枚
Pixinsight→PhotoshopCC
この日3回目に狙ったIC434の馬頭星雲。オリオン座にあるカラフルな星雲。何度撮っても撮りがいのある綺麗な星雲だ。
中心付近の明るい大きな星がアルタニク、そしてすぐ下にあるのがNGC2024の「燃える木星雲」と名付けられたオレンジっぽい色をした星雲。もう少し拡大してメラメラを撮ってみたいがまだ出来ないでいる。
周囲を取り巻く分子雲も薄っすらとあることが分かる。
11月3日 天竜奥三河国定公園 茶臼山 面の木駐車場 Borg71FL/×0.72レデューサー 288mm f4.1/HEUIB-Ⅱフィルター
Nikon D810A(APS-C Crop 換算432mm)
EQ6Pro/ASI120MM/PHD2でオートガイド/ステラショット ISO2200 300秒×24枚
Pixinsight→PhotoshopCCで画像処理
今月の新月期は珍しく晴れが続き、3日と5日の2回出撃できた。午前3時過ぎまで撮影しているとかたずけて家に帰ると5時過ぎ、
さすがにその日は一日死んでいる。しかし現地でお会いした星友Yさんは4日連続で出撃と信じられないタフさ。若さが羨ましい。
画像処理が残っているが今回は5日に撮った白鳥座方面の天の川。3分露光を40枚ほど撮ったがこの日は薄雲が流れてきており使えたのは12枚のみ。
11月5日 天竜奥三河国定公園 茶臼山面の木駐車場
Nikon D600(改造)/Tamron15-30mm F2.8→F4 30mm→APS-Cクロップ 換算45mm
AZ-GTi 赤道儀モード/ASI385MC/35mmCマウントレンズ/PHD2で追尾撮影
180秒×12枚 pixinsight→PhotoshopCCで画像処理
おうし座のスバル(プレアデス星団-M45)衰えが激しい自分の眼では5個くらいしか確認できないが望遠鏡で撮ると青白い星が
美しい。この日は135mmカメラレンズでもカリフォルニア星雲と一緒に撮ってみたが処理が進まない。
反射望遠鏡で撮ると十字の回折光が出てスバルの写真としてはその方が良いと思うが持っていないので仕方ない。一時買う一歩手
前まで考えたが、冷静になってみると後何年も出来ないと思うので軍拡は諦めた。
Nikcollectionを使った分子雲強調ヴァージョン