奈良井宿を出て19号を名古屋方面に向かう、昼近くになり蕎麦を食べたくなったので藪原宿にある「おぎのや」に向かう。旧中仙道沿いの古い建物で家の横に2台と前に1台駐車
できるスペースがある。築100年越えという古民家に入っていくと焚火ストーブが置かれた中央の間に大きなテーブルがドンと置いてある。その廻りに10名ぐらい座れるのだろう
か。隣の間にもテーブルが置いてありそこに5,6名位座れる。
案内され座るとカップルと3人のグループが食事を終えるところで、暫く待っていると極細切りのそばがざるに盛られて卓上に置かれた。食べてみると喉越しも良く蕎麦の香りが
口に拡がる。美味しい蕎麦だ。東京の有名店のように3,4回で終わってしまう量よりは多く盛られているが、ざる蕎麦を2枚注文したがそれでも腹いっぱいにはならない。計1,40
0円也。
まだ時間も早かったので温泉に寄っていこうと木曽福島の町に入る手前で右折し開田高原方面へ向かう。開田高原に入るトンネルの手前にも「時香忘」という美味しい蕎麦屋さん
があるがさすがにパスして二本木温泉に向かう。信号の無い所を左折し2km程細い道を走らせると温泉に到着。この道は飛騨往還で新地藏トンネルが出来る前はこの先地蔵峠
から開田村へと続き、御嶽山をぐるりと回って濁河温泉経由で飛騨へ向かう道となっている。
温泉は男女別の小さ目の浴槽にかけ流しの湯が注がれており色はやや茶褐色した鉄分を含む温泉。源泉は18℃なので加温されているが口に含むと正にサイダー状態のシュワ
シュワ、泡泡の湯だ。最近はスーパー銭湯でも炭酸泉が多いがここは天然物だから凄い。知る人ぞ知る秘湯だ。
誰もいなかったのでスマフォのカメラで撮ったもの。
風呂から出た後誰もいない広間で横になり窓からはいってくる自然の風に当たりながら休んでいたが、その内次々と車が駐車場に入ってきたので帰路についたが、久し振りにお
気に入りの湯に浸かることができて満足。