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団塊Gの気ままな野菜作りと写真日誌

のほほんとした田舎暮らしの毎日。家庭菜園よりは少し規模の大きな野菜栽培やデジカメphoto等々・・・。

温泉へいくこと

2024-11-03 | 温泉
この所、色々気の滅入る事が続いていたので気分を変えようと温泉を予約しておいた。今年5月に友人夫婦と行き気に入った奥飛騨温泉郷福地温泉の旅館「孫九郎」だ。
車で行くと家から200㎞位はありそろそろ車で行くことが困難になるので最後になるかも知れない。電車を使えば問題ないけれど乗り換えや時間を調べたり、そうゆうことがもう面倒になってきている。

普通なら紅葉が見頃の筈だが今年はまだ早そう。
やはり途中の木曽路の紅葉もこれからだった。

上高地の入り口になる奈川渡ダム辺りでようやく色づきが見られた


去年は11/13に行ったけれどその時は10cm位の冠雪があった平湯バスターミナル 若者はまだ半ズボンの姿も・・・


旅館には早めに着き早速温泉へ
露天風呂に向かう渡り廊下

泉質は単純泉とあるがここの露天は珍しい薄緑色の濁り湯だ。
東屋がある所は39℃位、緩い人間の自分はこのぬるい湯が好きだ

露天と檜の内湯にゆっくり入った後のもう一つの楽しみがマッキントッシュで稼働中の銘器JBLのスピーカー「パラゴン」。 大音量で聞いてみたいものだがそれは叶わない

食事処でいただく夕食は量も程よく、飛騨の酒を飲み比べ心地良き案配で色々気が滅入っていたことなど一瞬忘れることができた夜だった・・・。


道南秘湯ツアー

2024-07-04 | 温泉
一昨年の秋以来、温泉ソムリエのA君をリーダーとする久々の温泉ツアーにお誘いが来たので喜んで参加だ、
今回の行き先は北海道の道南をぐるり巡る6/28~7/2で4泊5日のコース

初日は東京駅で合流し、計6名で昼過ぎの”はやぶさ”に乗り函館北斗へ 
実は名古屋から東京に着いた後、静岡方面が線状降水帯発生で東海道新幹線が止まっていた。
昼ご飯とチケット発行があるので1時間ほど早く着くようにしたのだが、これで難を免れることができたのはラッキーだった

day 1 函館湯の川温泉(泊) 温泉街の大きなホテルは好きではないので昔
     2,3度観光で行った時は湯の川に泊まったことはないが地区全体で
    7000ℓ/分という豊富な湯量だというのを知った 泊まったホテルの湯は
   多分循環だったような・・・
   
   翌日単独で行ったベイサイドにある金森倉庫群



day2~3 室蘭本線で落部下車 宿の送迎で「銀婚湯」へ よく
      手入れされた広 大な庭とその中にいくつもの源泉かけ流しの風呂
      が点在している1軒宿だ

     

   夕食を済ませた20時過ぎ、ホタルの鑑賞ツアーの案内があったので実
   はそれ程期待せずに参加したのだがこれが凄かった。  宿から数分、秋  
   には鮭が遡上するという落部川沿いの闇の中に数百匹の源氏ホタルが正
   に乱舞している幻想的な光景を見ることが出来たのだ。地元愛知にもホ
   タルの名所はあり何度か行き感動したことがあるのだが、ここは兎に角 
   舞っているホタルの数が圧倒的で凄かった 
   デジ1眼と三脚を持ってこなかったことを激しく後悔 画像処理ソフト 
   で比較明合成しなくても画面いっぱいのホタルが撮れた筈だ



   3日目はバスで八雲まで行き再び室蘭本線の特急で札幌へ、更に乗り換
   えて小樽から余市、そこから更に岩内へと移動でほぼ一日が終わるとい
   うなかなかの強行スケジュール。
   
   小樽では余市方面の列車に乗り換えしなければならなかったがMさんと
   一緒に改札口を出てしまういうミスを冒してしまいリーダーに心配をか
   けてしまった。この時はタイミングよく岩内行の高速バスがあり余市で
   合流できたのは幸いだった
   
   宿泊したのはなかなか予約が取れないという高島旅館 リーダーは半年  
   前に予約していたとのこと
   この宿の売りは♨ではなく海鮮料理。かに、アワビ、ウニ、ヒラメ他
   次から次へと提供される地元の海産物に吃驚

day 4~5 
          岩内からはバスで倶知安へ
   そして函館本線で二股下車で「二股らぢうむ温泉」へ 


個人的にはここの温泉を一番楽しみにしていた 昔ながらの湯治宿で石灰華ドームが有名な温泉だ



黄褐色のお湯はとにかく濃厚、これ程の温泉はなかなか珍しく、かなりの効能が期待できるのでは思わされるラジウム温泉。ゆっくりと2,3週間湯治してみたいものだ。

深夜26時頃露天風呂に入ったのだが、丁度天頂付近にカシオペア座が見え月の光はあるけれど満天星 やっぱり重くてもカメラと三脚を持ってくるべきだったと痛恨の重い

最終日は長万部から特急で函館北斗へ
  
そして新幹線「はやぶさ」で東京、更に名古屋へと長い旅だった

今回の秘湯巡りを企画してくれたリーダーと同行の皆さんに感謝、そして又元気に再会できることを願おう

   

温泉へ

2024-05-29 | 温泉
去年9月に肺がん手術後の定期検診で受けたPET-CTで膵癌を強く疑われると言われてしまい、以後2ケ月毎に検査を受けている。
先月のMRI検査の結果も変化無しと言われホッと一安心。で急に♨️に行きたくなり奥飛騨方面の旅館を探し、良さそうな宿を予約。
東京三鷹市に住んでいる友人夫婦にも声をかけた所、是非ともということで数年ぶりに会えることになった。

当日は高速を中津川ICで降りあとは19号線を北上、藪原宿から奈川木祖線へ入るのだが、一旦少し先の奈良井宿まで行き昼食を済ませてから同じ道を戻り木曽川源流の里から上高地方面に向かった。
(奈良井宿で)




新宿からバスで来る友人夫婦とは平湯で待ち合わせ、お互いほぼ同時刻に停車場に到着し、福地温泉にある今夜の宿「孫九郎」に向かう。評判の良い宿で一度は行ってみたかった宿だがいつも満員で予約困難、今回は運よく一部屋だけが予約できたのだった。
行ってみると評判通りだが特に風呂は素晴らしい。奥飛騨は透明な単純泉が多いが、露天はウグイス色した濁り湯(金気臭あり)が特徴、又、大湯の内風呂は総檜造りで適温の湯と38~39℃位のぬるい湯があり、ぬる湯好きの自分にとって最高の温泉だ、他にも家族風呂もあったり、すべて自家源泉の豊富な温泉がかけ流されており湯量は全部で600L/分と言うこと無し。










風呂から出た後、マッキントッシュのアンプと幻のスピーカー、JBL「パラゴン」があるオーディオルームでしばらく極上の音楽を聴いた後食事処へ。
日本酒を呑みながら近況などを交歓


翌日は天気が良ければ上高地散策のつもりだったがあいにくの曇り空だったので高山へ向かう。古い町並みを歩いたがここでインバウンドの凄さを実感。なんと歩いている観光客の9割が外人さんでこれには本当に驚かされた。

高山から更に飛騨古川にいき酒蔵で日本酒を購入した後、この日の宿泊先上高地の玄関先にある中の湯温泉旅館へ
宿泊客の殆どは旅館から上高地までマイクロバスで送迎サービスを利用する上高地散策や焼岳登山を目的とした人が多いと思うがこの夜は深夜から朝にかけて大雨。



翌日、我々も上高地歩きは諦めて友人夫婦を松本まで送り一緒に美味しい蕎麦を食べ再会を約束し別れた後はR19と中央道経由で帰宅。
帰宅すると安房トンネルが雨で通行禁止というニュースが流れていた。

 








蕎麦と温泉 DAY2

2023-11-17 | 温泉

(奈良井宿)

外が明るくなる頃、重い身体を起こして風呂に行こうと外を見ると雪降り、景色は真っ白で初雪だ。季節は一気に夏から冬へ。
誰もいない檜風呂でゆっくりと身体の芯まで温まった後は朝食。夕食に続いて品数も多くないがどれも美味しく満足だった。館内もよく手入れされ清潔な旅館で好感が持てた。
又行こう。

宿を出た後「ひらゆの森」に立ち寄って温泉へ

ここへは数年ぶりだが、沢山ある露天風呂は以前透明な湯だったが今回は湯の花が沢山ある薄青色した温泉らしい泉質になっていた。雪見風呂を1時間ほど堪能したあとは高山方面に向かう。
市内にはうまい蕎麦屋も沢山あるが必ず寄るのは''蕎麦のせと"駅からは離れ、国道沿いにあるが車なら問題なし。
産地や製粉の方法が違う蕎麦の食べ比べができるが,半人前づつ4種類の蕎麦を食べることができるメニューを注文。

妻は鴨せいろを頼んだが★5つとのこと。確かに蕎麦の量も多いし、何より一切れ貰った軽く燻製してある合鴨肉が美味かった。
そして郡上八幡までせせらぎ街道を経由して八幡ICからは東海北陸道で帰宅。


蕎麦と温泉 DAY1

2023-11-15 | 温泉
冬季閉鎖する前の静かな上高地を散策しようと10月末に白骨温泉と奥飛騨福地温泉の旅館2泊を予約していたが病院の検査と重なってしまい諦めていた。

取り敢えずの検査結果も出て、多少落ち着いてきたので急遽旅館を探したが好きな白骨温泉の泡の湯(ここの内湯は素晴らしい)か福地温泉の行きたかった旅館がいっぱいで予約できなかった。
色々探してみた所、新平湯温泉で温泉遺産を守る会の良さそうな旅館をなんとか予約できた。
せっかく行くなら2泊位したかったが予定もあり1泊だけで我慢することにした。
なので、今回は上高地は諦め。新蕎麦を食べ温泉にゆっくりつかることにして遅めに出発。
丁度、木曽路の渓谷も紅葉が見頃だろうと中央道中津川ICからR19へ入って藪原から上高地方面のルートを選んだ。
しかし今年の紅葉はくすんだ色合いでやや期待外れだった。夏の異常高温が影響したのだろうか?

木曽福島の先の藪原宿の町中に蕎麦の名店があるのでまずここで昼ご飯だ
店の外観

口に入れると新蕎麦の豊かな香りが拡がる。久々のうまい蕎麦。
量は少なめなので2枚、相方は鴨南蛮蕎麦を注文。

★★★★☆

このま温泉に向かうにはちょっと時間が早すぎるので少し足を延ばして奈良井宿の古い街道を散歩。



外人さんの姿も目立つ。
お土産物を買った後再び来た道を戻り藪原から、奈川を経て野麦峠・飛騨高山へ通ずる飛騨街道(奈川道)に向かう。 

奥飛騨温泉郷で予約した宿は福地温泉の先の新平湯にあり、福地温泉にあるような豪農の古民家を移築した立派な建物ではなく、庭も無いこじんまりとした宿だったがここの檜造りの風呂が良かった。源泉は自噴、しかも毎分250Lという豊富な湯量がかけ流しでザーザーと排出されていく音を聞いているだけで大満足だ。s

そしてこの宿には隣に35,6℃のぬるい温泉もあり、2時間近く交互に入って入ると時の過ぎるのを忘れていく。
夕食は鍋物主体のシンプルなメニューだったが、これで良し。


九州秘湯巡りは火の国へ

2022-12-20 | 温泉
大分の壁湯を出発し熊本の小国方面に車を走らせる。所々豪雨で崩れた復旧工事が続いている。程なく走ると熊本へ
宝泉寺温泉からわいた温泉郷を過ぎたあたりで所々道路の脇から湯けむりが立ちのぼっている、さすが火の国
走っていると奴留湯温泉の看板を見つけたので路地に入っていくと共同浴場の建物の前に到着。
前行った時は暖かい季節だったので気にならなかったが湯温は壁湯と同じく38度位とぬるく出る時は大変
何といってもここの温泉は凄い、湯船から川のようにザーザーと溢れており、源泉かけ流しなどという言葉は無用だ。時代に取り残されたような鄙びたこうゆう長い時間の中で熟成された♨は素晴らしい。綺麗に清掃され地元で大切にされているのが良く判る。



やはり♨は九州そして東北だなあと強く思う。
因みに名前の由来だが昔大名行列の奴さんがぬるい湯にじっくり浸かり疲れを取った所から命名とあった。

じつはこの近くに自分的には日本一の共同浴場と思っている寺尾野温泉の共同浴場があるのだが今回は都合で行くことができなかったのが心残りだ。

今日の宿泊は有名な黒川温泉。秘湯とは呼べない有名な温泉地。
筑後川の上流の田ノ原川を挟んで両岸に旅館が並んでいるが団体客中心の温泉街特有の猥雑さは無く、落ち着いた和風旅館が点在し素晴らしい温泉街だ。泊まる旅館は山河。広大な敷地に離れが何棟もあり、風呂も内風呂、家族風呂などが7,8か所もある上、泉源も敷地内にいくつかある立派な旅館、それでいて宿泊料は2万以下とコスパ良し。
とても全部は入りきれなかったが薄濁りの湯で温まることができた。

着いたのが早かったので温泉手形を使って中心部まで送ってもらい新明館へ日帰り入浴。ここには名物の洞窟風呂があるが自然の洞窟の温泉ではなく宿の主人が10年かけて手掘りしたというから凄い。奥に入るとクネクネと曲がり又別の部屋があるなどこれを手掘りで作ったとは。

そして又送迎の車で宿まで戻り、その後はひたすらダラダラして過ごした。

九州秘湯巡り(大分)

2022-12-17 | 温泉
中部国際空港(セントレア)から福岡空港へ始めて乗るLCCのJetstar。
名鉄電車の駅を降り第1ターミナルへの案内表示を見てターミナル2へ行くのだが10分以上歩き、思ったより遠かった。が値段を考えれば致し方なし。機内へもタラップを昇って入るという初経験。
機材は往復AIRBUS A320 席にモニターも無く、前の席との足元スペースも狭くこれがLCCか。大きな機体ではないので揺れが心配だったがそれ程揺れることもなく到着できホッ。


空港から天神に行きビジホで一泊。
翌日、九州自動車道玖珠ICを降りて九大本線沿いに走り九重小国方面に行くと最初の温泉が壁湯天然洞窟温泉。ここの共同浴場には日帰りで入ったことがあるが福元屋に宿泊するのは初めてだ。
名前の通り渓谷の岩盤が抉れその奥の足元から無垢で透明な湯が湧出している混浴天然温泉。



ちくま文庫の温泉旅行記(嵐山光三郎)ではここの温泉の記事があるが宿のご主人の話では能古島に移住した壇一雄がよくここへ来ていたとのこと。因みに嵐山光三郎は壇一雄の担当編集者だった。

2年前の豪雨で川が氾濫して宿の入り口まで来たが浴槽は完全に埋まってしまい復旧作業は大変だったようだ。
浴槽の形も少し変わっていた。足元から湧いている湯は38度位とぬるいので1時間2時間は平気で入っていられるが出る時は寒くて大変だ、家の中の内湯に慌てて駆け込むことになるが、とにかく半端なく透明な湯には言葉も出ない
上流ではまだ復旧工事が続いており川は濁っている。確かに夏なら壇一雄のように温泉と川に交互に入ることもできる訳だ。

この近くに川底温泉もありそこも素晴らしい温泉だがやはり豪雨の影響で休館中となっていて行くことは叶わず残念だった
で特筆すべきはここの食事だ。豊後牛や馬刺しなどの懐石料理が美味かったのだが、米がめちゃくちゃ美味く、これほど美味い米を食べたのは初めてだ。

山の旅館の定番の川魚料理のヤマメやイワナだが実はそれ程うまいと思ったことは無いが、ここでは本当に焼きたての熱々のヤマメがでてきてうまかった

湯上りのビールを呑み、そして焼酎をたらふく呑んでうまい料理をいただきそしてまた風呂に入って、布団の上で寝転んでダラダラ過ごせば日々の瑣末なことから解放され極楽だ。


2日目は飛騨古川から奥飛騨温泉郷の福地温泉へ

2022-11-20 | 温泉
2日目は旅割が始まってから予約した福地温泉泊まり,たっぷり時間があるので松本に行こうか飛騨古川にするか迷った末、古川へ行こうと決め高山経由で向かう。安房トンネルを抜けると長野側より更に雪は多く一面真っ白

昼前には市役所の無料駐車場に到着し、ここから市内散策。昼ご飯、やっぱり蕎麦だねということで探し行ってみると臨時休業日。それではと次の店に行ってみるとここも定休日。どうも今回は休みばかりだ。仕方なく営業していた食堂へ入って済ませる。
その後、瀬戸川沿いの雰囲気のある白壁土蔵がある散策路をそぞろ歩き。きっと高山の古い町並みには一杯観光客もいるだろうが古川まで来る人は少ないようで観光客の姿はあまり見ない。
祭り会館では大きく立派な屋台を見ることができた。4月に行われる祭りを見てみたいものだ。

綺麗な水が流れる用水路にいっぱい泳いでいる鯉も冬の間は引っ越しするらしくエサをあげないでとの告知。



去年来た時に酒蔵で見つけたここでしか買えない美味い日本酒を買おうとしたが、今年は同じものは売られていなかった。秘蔵のステッカーが張られたものを買ってから違う道を経由して今晩の宿へ。

奥飛騨温泉郷は平湯温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉、福地温泉と
5つの温泉地があるがそれぞれ雰囲気は異なる。温泉自体はそれ程特徴のある湯ではなく単純泉が多いが今日の宿も同様。しかし露天など風呂の数はいくつもあり、どこもかけ流しなのが嬉しい
家族風呂の露天風呂が3ケ所。
大きな栃の木をくり抜いた1~2人用の風呂。


福地温泉には民宿もあるが団体客向けの大きなホテルは無く、北アルプスの山裾に古民家を移築したような凝った旅館が点在しており、土産店が立ち並ぶような所謂温泉街ではなく静かな温泉地で気に入っている。旅館は比較的ハイグレードな所が多いが今回行ってみたかった旅館はどこもいっぱいだった。
我々の宿泊した旅館は中クラスの20部屋位ありそうな割と福地では大きい方だろう。しかし他の宿泊客はあまり見かけず、高級志向の人が多いのだろうか。
或いはクーポンで一人5千円の割引がきいているのか。

館内の風呂巡りをして夕食を食べたが、相方には昨晩のことがあるからと余り食べないようにと言い、自分は飛騨牛を堪能。
翌朝クーポンを使って朝市でお土産を買い、昨日と同じ道を高山方面に向かう



 秋深まり温泉へ

2022-11-18 | 温泉
毎年11/15で上高地は冬季閉鎖日となる。数年前、最終日に行き大正池から明神まで歩いたことがあり今年も♨とセットにして行こうと計画したのは9月始め。予約が取りずらい白骨温泉の宿を予約しておいたが、上高地に行くなら早朝出発が必至、めっきり朝が弱くなってしまっている配偶者が起きれず結局出発できたのは9時過ぎとなり上高地は諦めることにする。もうとっくに紅葉は終わっているけれど黄色い葉を落としているカラマツ林を見ながら静かな上高地を歩きたかった・・・

東海北陸自動車道のせと赤津ICで高速に乗り土岐JCT経由中央道の中津川ICで降り一路R19へ。木曽の町に近づく頃には正午近くなったので藪原にある蕎麦の名店に行こうと旧中山道沿いにある店に着いてみると残念なことに定休日だった。このまま白骨に行くのは早すぎるのでR19に戻り少し松本方面へ走る。鳥居峠のトンネルを抜けると奈良井宿があるので散策がてら昼食を摂ろうと適当な蕎麦屋さんに入ってみた。それほど期待はしなかったがうまい蕎麦だった。新蕎麦の季節だ。
食べ終えた後、昔の面影を残す町中を歩くと外人を含めまあまあ観光客の姿が戻ってきていたがそれでもまだ少ないようだ





奈良井宿から国道を藪原まで戻り木祖街道で奈川方面へ、時間も早かったので沢渡ダムを過ぎ乗鞍高原、スーパー林道経由で宿に到着。
この宿は白濁した大きな露天が有名だが好きなのは断然木造の内湯。大量に透明な湯が注がれ底には温泉成分が沈殿している濃厚な硫黄泉は38度とぬるいので平気で1~2時間も入っていられる。中に入ると体に泡がびっしり、炭酸泉どころじゃあない大量の泡。ここから泡の湯と命名されたのか。
駐車場から
夜この露天に入ってみたがカシオペアのWがはっきり大きく見え満天の星々。
宿は白骨の温泉街(といっても大きくないが)より更に登った場所に位置しているので標高は1500mを越えているのだろうか。

誰もいなかったのでスマフォで撮ってみた。透明な源泉が注がれる木の浴槽とと白濁した42度の温泉の2種類ある内湯だが、大体皆さん露天の方に行くので一人ざあざあと流される音を聞きながら至福の時が過ぎていく。
次の朝起きると真っ白な雪景色。
が、実は夜中2時頃、配偶者が嘔吐し胃の痛みを訴え一時はどうなるかと・・・携帯は通じたけれど果たして救急車きてくれるだろうかと思ったりもしたが、何とか1時間ばかりで収まっていったようでホッ。
美味いものをいっぱい食べ過ぎたのがいけなかったのだろうと笑い話で済んで本当に良かった。



奥州秘湯巡礼 其の3

2022-07-03 | 温泉
今回の秘湯巡りの旅の最終日は新八戸から盛岡に戻り,初日と同じくレンタカーで八幡平方面へ。
樹海ラインを八幡平に向け盛岡から約2時間走ると標高1400メートルに位置する藤七温泉に到着する。この温泉は所謂通称地獄谷と言われているまだ蒸気が噴き出している谷間に造られている温泉。特に露天風呂は上部から下の方にいくつも造られており白濁の硫黄泉が湧出している混浴原始温泉だ。
昔訪れた時と全く変わらない雰囲気の旅館と周囲の景色は時が止まったままのようだ。
ここからもう少し走れば百名山の八幡平駐車場があり登山というより軽いハイキングで頂上までいくことができる。なので今日の宿泊者も中高年者の登山者グループが多かった。

谷間の露天の他、内風呂と木で造られた露天風呂(朝は日の出を見ることができるが行った日は雨模様で見えず)があり24hいつでも入ることができる。
露天では泥パックをしたりしながらやっぱり長時間の湯浴みだ。
天気が良ければ眼下に盛岡方面が見える、建物の反対側にある木造の露天風呂。


翌日盛岡に戻る為、少し下ったところにある松川温泉に立ち寄り湯。
鄙びた感じの建物が素晴らしい。内湯や露天など風呂ごとに源泉が異なり湯量も豊富。松川地熱発電所に隣接しているのでこの辺は少し掘れば何処でも温泉がでてきそうだ。



ここの立ち寄り湯が秘湯巡りの最後になったが、東北は本当に魅力的な温泉がいっぱいだ。

奥州秘湯巡礼 其の2

2022-07-02 | 温泉
秋田駒ヶ岳登山口の国見温泉で山菜中心おいしい朝食を摂った後、再びレンタカーで盛岡へ。そして新青森まで新幹線。
駅前からJRバスの路線バス十和田湖行き”みずうみ号に乗車。
途中2回の休憩をしながら酸ヶ湯温泉経由八甲田山麓の広大なブナ林の中をバスは進んでいく。途中、奥入瀬渓谷沿いに何か所かある停留所の一つで下車し新緑の散策路を歩いたが結構多くの人が歩いている。奥入瀬を歩くのは初めてだ。水の色はやや笹濁り、八甲田にはまだ雪も残っており雪解け水も入ってきているのだろう。渓流の景色としてはもっと美しい所は他にもあるがアップダウンも無く、道路沿いに散策路が造られておりスニーカーでも歩けるのが他と違うところだ。今回は宿にザックを預かってもらっていたので楽に歩くことができたが背負ったままではそれなりに大変だったかも知れない。

再びバスに乗り、来た道を戻り今日の宿”蔦温泉”へ 
ここへはもう20年振り位になるが再訪だ。古い湯治場の雰囲気は残っているものの新しい建物も増設され中も大部近代的になっていた。

ここの温泉は”かけ流し”どころか湯の湧出している所に風呂を作ったという”源泉湧き流し”という贅沢な作りでどこまでも透明な湯がコンコンと足元から湧出している。露天はなく青森ヒバだろうか立派な木造りの内湯が2ケ所ある。そして貸し切り風呂も。
大きくは見えないが湯船には10~15人は入ることができる。
柔らかい木の上ですっかり気持ち良くなってしまいトド寝で1時間以上


今日の料理も美味しくいただき、今や手に入りにくくなってしまった銘酒「田酒」を一人2合以上は呑んだだろうか。部屋に戻っても昨日に続き、延々と飲み、笑い、そして語り続けて夜は更けていく。
途中部屋から外に出て夜空をみると白鳥座が見えていたので準備して撮ろうとしたが直ぐ雨が降り出してしまった。
八甲田の山の中なら光害も少ないだろうと夏の天の川を撮るべくカメラ・広角レンズと小型三脚で2kg超えの荷物を背負ってきたが・・・すべて出番なし、残念なり。



上高地から白骨温泉へ

2022-06-05 | 温泉
上高地バスターミナルからシャトルバスで又沢渡地区の駐車場に戻って白骨温泉へ。途中の道路端に車にはねられたのか死んでしまっている子猿と母親らしき猿が傍にいるのを見て徐行したが、きっと飛び出して避けることができなかったようで胸が痛んだ。

白骨温泉へは上高地方面に少し行った所から分岐し急坂を数分上っていくと、深い谷あいに数軒の旅館がある。
泊まりたいと思っていた宿が満室で今日は初めて泊まる元湯の別館、それ程大規模な宿ではなく3階建ての木造旅館で落ち着いた佇まいだ。





風呂は木造りの内風呂と家族風呂があり、温度も頃合いの湯が24時間注がれており、青白濁した硫黄臭がする炭酸水素塩泉。誰にも会わず独りで長時間浸かることができた。
周りは温泉の堆積物がびっしり固まっており濃度の高い湯だ
気が付かなかったが飲泉すると尿酸を排出す効果があるということで痛風持ちには良い効能があるようだ。


食事の種類と量もそれ程多くは無いが充分だ。特にイワナの塩焼き(余り好きではないが)は塩加減焼き加減共絶妙で旨かった。ビールと五一ワインですっかり酔いが回ってしまい部屋に戻るとバタンキュー。

翌朝宿を出てお土産物を買った後、安房トンネルを抜けて高山方面へ。通ったことが無かった旧安房峠に行きたかったけれど通行止めの表示があり諦め有料トンネル経由で平湯にでてそのまま高山方面に向かう。
その目的は高山でうまい蕎麦を食すること。昼少し前に国道バイパス沿いにある店に着くと駐車場には数台の車が。
この店は地元産の4種類の蕎麦を使ったざるそばがあり1枚で半人前のものを
4種類注文。それぞれ少しづつ味も違い賞味時間は2分とあった。
4枚のざるを平らげ、満足した後はせせらぎ街道から郡上八幡に抜け、時間も早かったのでそのまま一般道で5時過ぎに帰宅。
2日間の走行距離は400km。そこそこ疲れを感じたが又行きたい。

東北秘湯巡り3日目はランプの宿「青荷温泉」

2022-04-24 | 温泉
3日目は再びウエスパ椿山駅から「リゾートしらかみ」に乗車。地酒の飲み比べセットを吞みながら車窓の景色を楽しみながら海岸沿いを北上。2時間ほどで弘前駅、東急で使われていた車両の弘南鉄道に乗り換えで黒石市へ。

駐在所のような佇まいの弘南鉄道の駅舎、
「日本の道百選」のこみせ通りへ歩いていき杉玉が吊り下げられている酒蔵へ、 近くに上原げんと他のモニュメントがあるというので行ってみた
三橋美智也「武田節」を作曲した明本京静、「網走番外地」を作曲した山田栄一そして”美空ひばり”の多くのヒット曲を生み出した上原げんと更に石原裕次郎のヒット曲を生み出した上原賢六はこの黒石市が生んだ昭和の作曲家。
顕彰碑
古い町並み



ここからバスに乗ってダム湖「虹の湖公園」道の駅まで行き送迎バスに乗り換え深い山の中に入っていく。林道から急坂を下っていくとランプの宿として有名な秘湯の一軒宿「青荷温泉がある」。位置は十和田湖の裏手あたりだろうか。






外の湯小屋にある総ヒバ造りの浴槽が素晴らしい



全部で4か所ある湯殿はいずれも無色透明、さらさらの単純泉。温度も丁度良い頃合いの源泉かけ流し。
夕ご飯を食べた後は真っ暗闇の露天”滝見の湯”に一人入ったが風が冷たくその為温度も37~8℃とぬるくなっており1時間近くも浸かった。

やはりヒバ造りの内湯
食事も美味しく宿泊代もリーズナブル。木造の宿で友人達と周りに迷惑を掛けないよう注意を払いながら会話だ。

勿論、ランプの宿ということで電気は引かれているけれど部屋などすべて灯りはランプだけ。都度灯油を入れなければならずメンテナンスも大変だろう。
自分もアルコールランプは持っているけれど使い方が難しい。使い方のコツを
伝授してもらった。

山深いここの温泉はいわゆる昔からの湯治宿だが隣に渓流が流れており、岩魚や山女魚を釣りに、或いはマタギの人に偶然発見された♨なのだろう。
いやあ、しみじみと良い湯だった。

東北秘湯巡り2日目は黄金崎不老不死温泉

2022-04-22 | 温泉
秘湯巡り2日目は湯沢から秋田へ奥羽本線の普通列車で戻り,秋田駅から”リゾートしらかみ”で五能線の旅だ。初めて乗る「リゾートしらかみ」4両編成の観光列車だ


乗ってみると豪華な車両に驚かされる。普通列車ではないので事前予約が必要だが我々が乗った車両は1号車でほぼ貸し切り状態。車内では地酒の飲み比べセットや駅弁等の売店もあり、次の日に乗った時は津軽三味線の生演奏もあった

山側はブナの天然林で有名な白神山地が連なり、日本海の海沿いを走る美しい景色が続いていく。
車窓から白神山地方面



秋田駅から約2時間、今は閉鎖してしまっているリゾート施設ウエスパ椿山に併設された駅で下車し送迎バスに乗り海岸まで降りていくとそこが黄金崎不老不死温泉だ(青森県深浦町)横に長い大きな建物でこういった観光ホテルは苦手だが海岸沿いにある露天風呂はロケーションが素晴らしい。
波打ち際に作られている混浴露天風呂は泉質は鉄分の多い塩化物泉、湯口からは間欠泉のように湯が噴出してくる。雲で陽が沈むのは見えなかったがその頃になるとカップルが多くなり、我々老人は退散だ。
温泉の歴史はまだ新しく30年前にボーリングで温泉が湧出したらしいのだが、それにしても不老不死とはすごい名前を付けたものだ。





東北秘湯巡り 1日目

2022-04-21 | 温泉
東北新幹線は3月の地震被害で20日復旧予定ということで危ぶまれていたが、ギリギリになって開通が14日に早まり予定通りのスケジュールでスタート
3月の北海道に続いての総勢7人による♨ツアー。(自分は3月は農作業で不参加だった)

朝9時過ぎに上野から秋田新幹線「こまち」に乗り大曲まで、そして乗り換え奥羽本線の普通列車で湯沢下車。

少し時間があったので街を歩いたけれど駅前の商店街はシャッター通り、土曜の午後にも係らず商店街を歩いている人の姿は見られなかった。調べてみると昭和30年には8万人近い人口だったものが今は4万人程と激減しており商店街の衰退も頷ける。この先20年で2千万人という人口減も予想されている日本。一体どうなるだろう?

暫く歩いた後、駅まで戻り宿の送迎車で小安峡温泉へ、
途中稲庭町を通っていったがここが秋田を代表するグルメの”稲庭うどん”の故郷だった。翌日秋田駅ビルで久しぶりに食べることができたがコシのある、そしてのど越し良く最高のうどんだ。

湯沢駅から30kmで小安峡温泉に着くが宿の手前で名所、「大噴湯」で途中下車。足がすくむ60mの高さに架かった橋の上から見ることができたが、まだこの季節は雪の影響で川沿いの散策路には行けないのが残念。紅葉の名所でもあるとのこと

宿はここから直ぐ。旅館「多郎兵衛」 この宿はなかなか予約を取ることが難しい宿でもあるらしいが確かに料理、風呂とも申し分ない宿だった。これで1万円前半だもの。温泉はやっぱり東北そして九州だなあ。
露天風呂や内風呂の湯浴みをたっぷり、そして夕食、場所を変えての呑み会はいつも通り深夜まで延々と・・・




雪もまだ沢山残っている

今回カメラは荷物になるので持って行かず写真はすべてスマフォを使ったが
所詮中級機なので性能は不満が残りまだまだデジ1とは比較にならない。
けれど高級機ならどうだろう