自分の畑では殆ど農薬を使わずに栽培をしてきた。ただ防虫ネットや寒冷紗、不織布だけでは完全に防げるものではない、家だけでは食べきれるわけでもなく、近所にお裾分けしても却って何倍ものお返しが来てしまうのでそうそう持って行くことも出来ず、僅かながら直売所に持って行っており、野菜を出荷するときにはスッテッカーで農薬不使用(無農薬という告知は禁止なので)を貼付してきた。しかし虫食い痕などがあると売れ残ってしまうのが現実。
農薬を使用しなくても栽培可能な野菜もあるが、アブラナ科などは特に被害にあいやすいので最近は野菜の種類によっては農薬を使って栽培するようになっている
世界の中でも日本の農薬使用量は確か2位と多いがこれは温暖で湿度が高いという気候が影響しておりスーパーの店頭に並べられている綺麗な野菜は施設栽培や農薬を使わない限りとても作ることができない。
その農薬も昔からある安い有機リン剤などは抵抗性がついてしまい効きづらくなってきているとのこと。以前はスミチオンやオルトランなど(欧州では有機リン剤は使用禁止と聞く)を使ってきたが効かないなあとおもうこともしばしば。
そこで最近は作る野菜と虫の種類を見ながら効果のありそうな薬を購入してきたが結構な種類になってきた。
数が増えてきたのは前述の通り同じ農薬を使い続けるのではなく抵抗性回避のため、系統の違う殺虫剤、 iracコード(農薬の作用機構分類) を見て同じグループの薬剤を連用しないようローテーションで違う作用で防除するためだが一覧にしておけば分かり易いかなあと思い、更に直売所に出荷する際に栽培履歴書の提出が必要となるので表を作ってみた。実際に使う場合は希釈濃度や回数
時期などを確認しながら使うことになる
一例