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団塊Gの気ままな野菜作りと写真日誌

のほほんとした田舎暮らしの毎日。家庭菜園よりは少し規模の大きな野菜栽培やデジカメphoto等々・・・。

アンドロメダ銀河 メシエ31

2021-11-06 | 天体写真

アンドロメダは短時間露光でも簡単に写すことができるので今迄精々トータル露光は1時間以内で撮っていたがこの日は狙ってい

る星雲が昇ってくるのは21時頃になるのでそれまでの2時間を利用して撮影開始。中心部のバルジ付近が輝度が高く飽和するの

で段階露光で撮ることにした。

露出は10秒×10枚、60秒×10枚、そして300秒×24枚とM31としては初の合計2時間オーバー。

やはり合計露光時間が増えれば増える程S/N比が良くなり画像処理も楽になる。何度も撮っているM31だが自分的には今回の仕上

がりがベストだ。

それでも中心部のバルジ付近は飽和してしまっている。今回はマスク処理はしていないが良いやり方を考えてみたい。

11月3日 天竜奥三河国定公園 茶臼山 面の木駐車場 Borg71FL×0.72レデューサー 288mm f4.1/HEUIB-Ⅱフィルター

Nikon D810A(APS-C Crop432mm)

EQ6Pro/ASI1200MM/PHD2/ステラショット ISO2200 10秒×10枚、60秒×10枚、300秒×24枚

pixinsight→PhotoshopCCで画像処理

 


ニワトリで淡い星雲を狙うも

2021-10-17 | 天体写真

先日、夕ご飯のあと外に出てみると雲が切れ木星が南東の空に明るく輝いていた。月は無いが光害地でフィルターを使ったら淡い

星雲がどれだけ写るのかやってみようと準備開始。狙う方向としては比較的暗い北側。対象はケフェウス座の淡いクエッ

ションマーク星雲NGC7822。QBPフィルターを装着しNGC7822を導入。露出時間は長いほうが良いので5分に設定iso1600では真っ

白になってしまうので400迄落とすとヒストグラムは真ん中よりちょい左側。これで撮って出しを見ると何となく存在が分かるよ

うだ。しかし周辺減光やカブリが酷くフラットを当てても補正ができず難しい。

SN比を上げようと2時間に設定し撮影開始。5分×24枚

撮ったものをゴリゴリやってみた結果

焦点距離288mmでNGC7822をセンターに導入。所がこれだとsh2-170のピリオドが入っていないが撮った後プレビュー見ても分から

なかった。

やはり淡い対象は光害地でQBPフィルター使っても自分のスキルでは無理だった。

PixinsigtではABE,DBE共カブリ周辺減光処理ができずステライメージ9で処理。


M45

2021-10-15 | 天体写真

AZ-GTiと単焦点カメラレンズ135mmで撮ったスバル(プレアデス星団)

周りに拡がる分子雲を強調しようとPhotoshopのプラグインNikcollectionのSilverEfexPro2を使ってみたが、難点は星色が消えてし

まうこと。白い点ばかりで面白くない。分子雲もただのシミのようになってしまった。改めて撮り直そう

トリミング

10月2日 茶臼山面の木駐車場

Nikon D600(改造)/AZ-GTi 赤道儀モード

135mm F2.8→F4 ASI385MC/35mmCマウントレンズ/ PHD2で追尾

180秒×28枚 pixinsight→PhotoshopCC w/Nikcollection

 


NGC1499 カリフォルニア星雲

2021-10-13 | 天体写真

画像処理は色々やり直したりしている内にどうしても派手な色にしてしまっていることが多く、これではいかんと反省

すること多し。それでもついやってしまうことが常だがこのカリフォルニア星雲は比較的落ち着いた色合いで処理することがで

きた。これは対象が明るい散光星雲だったからだろう。バックグラウンドはニュートラルグレイにする必要があるがこのぐらいな

ら良いだろう。プレアデス方向には周囲に分子雲がありこの画像でも薄っすらと確認できるがこれ以上の強調は止めておいた。

 

10月2日 天竜奥三河国定公園 面の木駐車場 

Borg71FL×0.72レデューサーf4.1 288mm/HEUIB-Ⅱフィルター/Nikon D810A

EQ6Pro/ASI1200MM/PHD2/ステラショット ISO3200 300秒×10枚

pixinsight→PhotoshopCC


IC405「まがたま星雲」/ぎょしゃ座

2021-10-09 | 天体写真

この日最後に撮ったIC405。薄っすらと天の川も見えている北北東の空に1等星のカペラが昇ってくる。冬の星座「ぎょしゃ

座」。五角形の星座線の中には多くの散光星雲や散開星団がある賑やかな場所

IC405のまがたま星雲の左側がIC410のおたまじゃくし星雲。その間に青く美しい散開星団がMelotte 31。まがたま星雲も青いガス

が入りまじ美しいところだが浮かびあがらせるのは難しい

10月2日 天竜奥三河国定公園 面の木駐車場 

Borg71FL×0.72レデューサー 288mm f4.1/HEUIB-Ⅱフィルター/Nikon D810A

EQ6Pro/ASI1200MM/PHD2/ステラショット ISO3200 300秒×18枚

pixinsight→PhotoshopCC


大混雑の夜だった面の木駐車場での天体撮影

2021-10-03 | 天体写真

朝から素晴らしい天気。友人の稲刈りを半日手伝い予報が良ければ久しぶりに聖地しらびそ高原へ行ってみるかと考えていたけれ

コンバインが故障し修理に手間取り家に帰ってこれたのが15時過ぎ。それから準備して向かうとなると遅くなってしまうのでい

つもの面の木へ行き先変更(悲報、Sさんからの情報では実はしらびそ高原土捨て場は不届き者の為に閉鎖になってしまっている

とのこと。行かなくてよかった)いつも別の場所で観望しているグループの車が20台以上、その場所も禁止になったそうだ。心無

い人により貴重な観測、撮影場所が無くなっていく。それでなくてもますます夜空は明るくなっているのに・・・

 

夕方到着すると広い駐車場がびっしりと車で埋まっている。新月期、土曜日、快晴と三拍子が揃ったから天文ファンが大集結

いつもの星友メンバーさんの隣に停めることができまずは一安心。駐車場はこの後も深夜まで観望や撮影そして走り屋さんなどが

どんどんやってきて大賑わいの夜だった

天気は快晴、風もそれ程なく、湿度もOKと理想的な夜だったがやっぱりミスがあったりトラブルもあったり事前に撮影計画をし

ていたようには行かず残念な夜になってしまったが天の川を始め満天の星空を満喫できた。

日が変わる頃にはオリオンも昇り冬の星座が見えている。

非改造機なので色合いは出ないが東の空をワンショット 

この前花の写真を撮った時にAEブラケットの設定のままで元に戻すのを忘れていた為1枚だけだ。

 

 

帰りの道路でカーブを曲がったらいきなり子鹿が2頭。ショートカットする細い山道で速度も出ておらずお互い難を逃れることが

できた。この後更に猪かタキに接近遭遇。山中の夜道は危ない。


ハート星雲ーIC1805

2021-09-24 | 天体写真

IC1396を撮りあえた後はカシオペア座のIC1805「ハート星雲」

撮り始めたのは22時過ぎ、この日湿度は高かったものの空のヌケも良く天の川も良く見えていたのでそこそこ淡いけれど

良く写ってくれるだろうと期待していた。所が処理を始めてみると元画像がはっきりしない

赤カブリを防ぎHα星雲を強調するというHEUIB-IIfフィルターを使っているので緑っぽいがハートの形が殆ど確認できない。

撮って出し画像

以前撮った時は撮って出しでもこれよりはっきり写っていた記憶があり処理後のJPEG画像を見てもだいぶ違う。

なので今回、処理には結構苦心惨憺。それでも納得できるハート星雲にはならなかった。

実はこの後IC1848の胎児星雲も撮ったけれど(300秒×17枚)どうやっても満足できる処理ができずボツ

f5.6と暗いので300秒でiso3200にしたが露出時間をもっと増やす必要があったようだ

今度もっと短い焦点距離で両方を狙ってみようと思っている。

300秒×20枚 iso3200 Pixinsight→PhotoshopCC

9/9 天竜奥三河国定公園 面の木駐車場


M31アンドロメダ銀河

2021-09-16 | 天体写真

深夜になってくると星空はもう冬の星座が昇ってきている。

3分露光×16枚で処理したアンドロメダ、135mmの画角では物足りないのでトリミング処理。

銀河の腕もはっきりしないし、画像の荒れも目立ってくるが仕方ない。

多段化露光を行いHDR処理をすれば中心部の白飛びは抑えられるけれどこの日は3分で統一。

PixInsight→PhotoshopCC

撮影地 9/9 天竜奥三河国定公園 面の木駐車場

 


ケフェウス座のガーネットスター付近 IC1396を135mmで

2021-09-13 | 天体写真

天の川にかかるケフェウス座のIC1396。この日赤道儀に載せた別の鏡筒で撮っていたが135mmカメラレンズでも撮ってみた。

太陽の1500倍という大きなガーネットスターや周辺にも散光星雲が多く賑やかな星空だ。

AZ-GTiにNikonD600を載せF2.8→F4、ガイド撮影していたので300秒の露出。ISOは1600で設定したつもりだったが2000になっていた

ピント合わせはライブビューを使って明るい木星で合わせたが追い込み不足で星が肥大気味。

そういえばずーっと65kgを維持してきた我が身、この一年で10kgも肥大してしまった。コロナ太りではなく甲状腺ホルモン不足を補う為の薬を飲んでい

るので食事が旨くなり量が増えた為だ。と思っている、メタボなんのその(閑話休題)

 

AZ-GTiでは初めて5分の露出に挑戦。sharpcapの極軸合わせはexcellent或いはgoodまで追い込むのが良いのだろうがこの日はFairが精一杯。PHD2のガイドグ

ラフも荒れてはいたが、それでも5分露光でもOKなのは収穫だった。PHD2に新たに追加されていたマルチスターガイドを初めて使ってみたが良さそうだ。

AZ-GTiの赤道儀モード&ステラショットで導入&撮影

ガイドカメラASI385MCにcanonの35mmCマウントレンズを付けてオートガイド

300秒×20枚をPixinsight→PhotoshopCCで画像処理

撮影地 9/9 天竜奥三河国定公園 面の木駐車場

 

 


IC5067ペリカン星雲

2021-07-17 | 天体写真

この日(11日面の木駐車場)網状星雲を狙っている時は盛んに雲も流れていたが日が変わる頃になると雲が流れることも少なくな

ってきたので近くの白鳥座ペリカン星雲(IC5067)に向けてみた。NGC7000の北アメリカ星雲と一緒に撮ることが多いが焦点距離

700mmなので単独で撮ることができる。

しかし画像処理してみると北アメリカ星雲よりはかなり淡いようで、Hαを強調すべくHEUIB-IIフィルターを使用していたが予想外

に手強かった。撮影時間をトータル2時間でスタートしたが残り4枚となった所で気が付くと鏡筒がイナバウワー状態になりカメラ

が三脚に当たる寸前。やむを得ずここで終了。

300秒×20コマ(100分) iso3200 

Pixinsight→PhotoshopCCで画像処理

 

 


涼を求めて茶臼山遠征だ

2021-07-13 | 天体写真

暫く前に3回目の大豆の種まきを行っていたが成長が早く苗は30cmを超える程になってしまい定植をしたかったが雨が続きできな

かった。先日、久し振りに朝から晴れてくれたので耕運機で耕起し黒マルチを敷き200本程の定植を済ませる。午後になり報を見

ると茶臼山方面は快晴とはいかないもののそこそこ良さそうだ。気温は32℃を越え湿度も高くうだる様な暑さに閉口。

月も無くここを逃すと今月の遠征はできなくなるし、納涼を兼ねてダメもとで行ってみようと準備をして16時過ぎに出発。

日曜日なので駐車場は混雑しているかもと思っていたが着いてみると意外に車は少なく3台ほど。後でOさんが反対側に来られてい

ることが分かった。ここは標高千メートル越えなので涼しく快適。

しかし期待していた空は雲に覆われ半ば諦め待機していると21時頃になりようやく星が見えてきた。

セッティングをしてベガで同期すると・・・雲は切れているが水分が多いのか星がボケてしまっている。

 

南方面、天の川は見えているが常に雲が流れていたので1コマのみで現像、低い雲に豊田市方面の街明かりが反射しているのか

いつもより明るい空になっている。

50mmの単焦点レンズで白鳥座方面を撮った同じく1コマ、ソフトフィルターは使っていないが全体にボケボケ模様。ピントもしっかり合っていなかったかも知れない

 


QBPで浮かび上がったサドル付近

2021-07-03 | 天体写真

この夜、M27を撮り終える頃には月も出て、更に明るくなってきた0時過ぎ、ダメもとで鏡筒を白鳥座のサドルに向けてみた。

多分この空では無理だろうと思いながら。。。

M27と同じ設定で撮ってみると、下の方に薄っすらと赤い星雲が写っている気がしたのでそのまま続行。

けれど陽気も良く、娘が送ってくれた日本酒を呑んでほろ酔い気分で25時過ぎなると睡魔に襲われてきたので雨も降りそうもない

のだが念の為ポリ袋を被せ撤収。

撮って出し画像

画像処理を施したサドル付近の散光星雲。暗い空で撮ったものとは比較にならないがそれでもQuadBPフィルターに助けられて

そこそこ赤い星雲が表れた。

使ったカメラはIR改造したD600だが810Aと比べると古いのでノイズが酷いが、WBPでエラーがでてしまいダーク&BIASは使用せず

ISO800 300秒×16コマ (80分) Pixinsight→PhotoshopCC


庭で撮ったこぎつね座のM27「NGC6853」ー亜鈴状星雲ー

2021-07-01 | 天体写真

この日、月齢19の明るい月が昇るって来るのが23時頃だったが梅雨空には珍しく雲がなく、夕ご飯を

えてからほろ酔い気分でニワトリに挑戦。以前庭で準備していた時、赤道儀にバランスウエイトを付け忘れバランス取ろうと

た時に鏡筒と一緒にカメラを落としマウント変形修理の苦い思い出があるので慎重に準備。

北の空を見ても明るい空に北極星が見つからない。が、よく目を凝らすと何とかそれしい光が見えてきた。冬ならば2等星の北

極星は良く見えるけれどこの季節は仕方ない。

家からコードリールを引っ張り赤道儀&PCにセット。極軸望遠鏡をのぞくと北極星は見えていたので極軸を合わせ、光害地なので

フィルタ須でQBPフィルターをフラットナーに取り付ける。撮影対象は惑星状星雲がベストだろうと狙いをM27に決め、ベ

でピントを合わせた後導入、キャリブレーションを終えて撮影スタートできたのは22時を回った頃。鏡筒F値が7という

ことでISO800で5分露出でもプレビュー画面は飽和せずM27らしきものが確認できたのでそのまま20枚をセットし撮影開始。

気になるのは丁度鏡筒方向にあり白く輝くLED街灯だが。。。

時々蚊の羽音が聞こえるが寒くも暑くもなくカエルの鳴き声をBGMに快適な夜。暗い空を求めて遠征する必要がないというのは

本当に楽だ。M27の後、白鳥座のサドルに鏡筒を向け撮り始めたのだが果たして写ってくれただろうか。

10cmの屈折にNikonD600(改造)を載せiso800で5分露光×20コマ(計100分)APS-Cにクロップ撮影したものをトリミング。

画像処理 Pixinsight(ダーク,BIASを読み込むとエラー表示でライト画像のみで処理)→PhotoshopCC


網状星雲

2021-06-30 | 天体写真

夏になると必ずチャレンジする白鳥座の網状星雲。前回の新月期に平谷遠征で撮ってみた。

フィラメントが美しい散光星雲だがなかなか淡く毎度画像処理に四苦八苦。

特に青色を引き出すのが難しくどうやってもうまくいかず何度もやり直したりしては見たがダメダメ。難しいな

Pixのスクリプト→ユーティリティ→カラーマスクを使うことによりRはより強調できたがBが全くでない。マスクしHTで強調すると

マゼンタやイエローが浮かび上がってきたのでトーンカーブのRGB毎のバランスをうまくとることにより狙った色を引き出すこと

ができるのかも知れない。いや出来る筈だが。。。

ISO2200 300秒×16コマ  Pixinsight→PhotoshopCC フィルター/HEUIB-Ⅱ


IC4592アンタレス周辺の「青い馬頭星雲」

2021-06-18 | 天体写真

春になり天の川のサソリが見えるようになるとこの「青い馬頭星雲」が撮りたくなる。

この日はお隣さんのワンボックスの隣に停めたので天の川が見える時刻になるのは23時過ぎ。それまでの時間をこのIC4592を狙おう

この前も面の木で撮ったけれどAPS-Cで撮ったので今回はフルサイズで撮ってみた。

青い反射星雲が美しいがかなり淡くそれほど簡単ではない気がする。首の周辺にも分子雲があるが浮かび上がらせるにはもっと露光時間を掛ける必要があったようだ。

ようやくPixinsightでのスタック処理までは問題なくいけるようになったがまだまだ使いこなしができていない。

今回もPixelsMathの使い方でエラー頻発。師匠に教えをお願いしようやく処理が終了。知ってしまえば簡単なことだったがパラメーター設定に問題

があった。とりあえずデフォルトでも処理ができるようになっていればいいのだけれどそうもいかず、まあ奥の深いソフトだ。

撮影場所 長野県平谷村高嶺長者ケ峰 標高1500m

機材  Nikon D810A ISO2200 300秒×22枚(計110分)  Borg71FL/×0.72レデューサー/HEUIB-Ⅱフィルター/288mm

    EQ6Pro/ASI1200MM/PHD2/ステラショット  

画像処理 Pixinsight→PhotoshopCC