日差しが柔らかくなり時折隅田川の河畔を散歩する。今日は川を航行する船にちょっと変わったものを発見した。普通はいろんな型の観光船が行き来し、貨物船、汚穢船が上り下りするのだが、駒形橋の袂で警戒船「わかす」、消防庁の「はるかぜ」が下ってゆくのに遭遇した。
「わかす」は見ている限り同じ場所に停船していたのでこのあたりの警戒にあたっていたのだろう。幸い日本ではニュージーランドやアメリカ、パリのようなテロ事件の発生はないのだが、正に水面下ではこうした警戒態勢をとっているからだろうか。
過激派事件で公安当局と接触があった頃、彼らの情報収集能力には驚いた記憶がある。見えないところでお互い活動をしあっている。中国の公安部隊や、英米露、イスラエルの情報機関などは日本の比ではないというから、すごい暗闘をしているのだろうと思う。
平和ボケしている日本もこういう方面はピリッとしてもらいたいと願うばかりだ。