遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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開かれた職人の送別会

2014-03-16 10:59:56 | 雑感
 市ヶ谷はすっかり暗くなっていた

定年を来年に控えた、旧職場の東京支店勤務の男が刈谷に帰ることになった。東京で送別会をやるという話を聞き私も参加すべく急遽東京へと向かった。

彼F君とは仕事をよくやった間柄で、現役時代大いにお世話になった。企画部門を立ち上げた時の中核メンバーでもあり、新規の大手メーカーに対するマニュアルプレゼンではほとんど彼が担当した。まだ技術的な素養がなかった中で彼は自分でよく勉強し、お客様がなるほどという視点で構成したプランを説明し、概ね評価をしていただいた。トヨタやデンソー、ブラザーなどのマニュアル部門の開拓や拡販、東京でNTT関連会社のへの進出など、重要得意先をほとんど中心になって切り開いてくれた。

明るい前向きな性格で、勉強家であり、趣味も視野も広く、お客様にも好かれる技術職人である。それだけに手取り足取りの指導教育が不得意で、なかなか後輩が育たない。そこが惜しまれるのだが、天は二物を与えずの例えもあり、高望みをしても詮無いことである。我が社のマニュアル部門発展について全般的に尽力寄与してくれた人物などで、この際御礼を言いたくて参上した。

 会場の貝然。

場所は市ヶ谷の貝然という居酒屋で社外からも数人参加者がおり、控えめに会が始まった。酒が入り次第に会が盛り上がり、やがていつもの飲み会へと変貌。遅がけからの参加者も加わり、気がつけば3時間を超えていた。サラリーマンの仕事帰りの酒の席は、仕事の不満や上司の悪口と相場は決まっているのだろうが、ちょっと関心したのは、ここではそういったものは少ない。むしろ会社の先を見ての提言、将来への体制整備などに重点が置かれ、個人的な不満などが少ないのが真面目な社員の集まりだなあと感じたところだった。

酒が入っていい気分で、久しぶりに現役時代に戻ったような錯覚に陥り、ちょっと酔っ払って帰途についた。息子のマンションに付いたのは11時30近くであった。
 料理もそこそこ美味しかった

挑戦者そのもの

2014-03-14 11:30:04 | 


堀江貴文「ゼロ」ダイアモンド社 2013年刊

一世を風靡したご存知ホリエモンの刑期満了後の著書。イメージの中の彼は自己中心、成金、拝金主義、ヒルズ族などのイメージに事欠かなかったが、この著書を読む限り、本質主義、挑戦者、改革者のようだ。久々に心躍る読み物だった。

本書では幼年期~学生時代までの生い立ち、家族との関係、それをとおして形成された考え方などが率直に語られる。彼に対し抱いてきたイメージとは違い、かなり独立心、自立心の強い男である。ベンチャー企業の成功者だけあって、先見性、戦略性を強調するかとおもいきや、コツコツと働く、努力、チームワークについての重要性に触れている。勿論、行動、決断については他の起業者と同じく積極的であるが、「失敗しても出発点と同じゼロに戻るだけだから恐れず進め」と鼓舞する。ここら辺り、経験者ならではの語り口だ。

与えられることを拒否し自ら選べ、どんな仕事も工夫をしてみろ、時間を大事に、という具合に、ごくアタリマエのことを主張している。仕事は掛け算ではなくまず足し算で積み重ねる。そこに仕事上もっとも大切な信用が生まれる。遠くの目標ではなく身近なところの目標を全力で、スピーディにこなすことが基本。ただ、曖昧なこと、慣習で続けていることなどについては、納得ゆくまで掘り下げる。ここが時代の寵児となった所以だろう。考えは意外に真面目で、まっとうである。時代の変革者の片鱗は端々に見える。

若者には読ませたい一冊である。

俳句とおやじカラオケ

2014-03-13 11:53:13 | 雑感



3ヶ月に一回程度開かれる、リコーOBの懇話会に出た。今回のテーマは俳句。

俳句は発句から始まり、7・7の連歌をつけ、36回続けたものを俳諧と云った。
後世正岡子規がこの発句を独立させ俳句と称するようにした、とされる。
芭蕉は俳句人ではなく俳諧人というのが正しい。

俳句には次の特徴がある。
五・七・五の「韻律」で詠まれる定型詩である。
基本として「季語」を入れる。季語は2つは入れない。
一か所、必ず「切れ」がある。
余韻を残す。

などと、学んだ。

会の後、気の合った者同士三々五々2次会に出かけ、更にカラオケまででかけた。
まだ午後の陽の高い頃、開いている居酒屋でぐだぐだと酒と昔話しを楽しみ、その後ようやく陽が傾き始めたなか、カラオケになだれ込んだ。
栄の繁華街のど真ん中にある地の利が影響しているのか、こんな時間なのに結構混んでいる。カップルや女性客が殆どで、おやじばかりのグループは我々だけだ。

酒の勢いもあり、「シニア割引はあるか」などと問いただし、首尾よく入室。早速お酒を注文。
ところが久しぶりのカラオケで、皆さんリモコンの操作もおぼつかなかったが、酒も入り懐かしい昭和時代の曲を熱唱。同じ年代なのでいっこうに遠慮はなく、むしろ心地よい。
私もだんだん乗ってきて、都合6,7曲も歌ってしまった。時間延長をする始末。

帰りに勘定を聞いてびっくり。この安さなら、ゆっくり過ごせることもあり、老人のリハビリを兼ねて頻繁に通えるのではないか。


ボランテイアセンター

2014-03-12 10:56:35 | 雑感


ちょっとした用事で刈谷市のボランテイアセンターに立ち寄った。
正式名称は「刈谷市民ボランティア活動センター」というらしい。入口に「来場者12万人達成」と書き文字が踊っている。

継続をするには、かなり難しい活動であろうと推測はつくのだが,最近の世情から見るに徐々にボランティアに対する認識が深まってきたのだろう。以前トヨタ系の大会社の担当車に聞いたところ,ボランティアは、社業PRでやるのではなく、自己啓発、社会認識を深める目的なのだ、と聞いたことがある。

リタイア-した人でも、まだまだ元気な人が多い。そんな人の能力発揮の場が提供できれば、一石二鳥であろう。
刈谷市はどんな認識でこの活動を応援しているのだろうか。ちょっと興味がわく。

あいち健康の森公園

2014-03-10 05:34:16 | 雑感


大府に運動公園がある。医学研究施設や宿泊棟、プール、ジム、テニスコート、健康管理器具、子供向け遊具なども備えた立派な施設である。最近の健康ブームに乗ってかなりの利用者数である。

茅野市にも運動公園はあるが設備面では比較にならない。財政面の格差が長野と愛知では比較にならない。陽気が良くなってきたのでちょっと体を動かしに行って来た。中央の池の周りにはジョギングコースが整備され、トラックに敷くクッションが敷き詰められ、スタート地点からの距離も表示されどれだけ進んだかが分かる仕組みだ。付帯施設の豪華さと云い、手入れの良さと云い、つくづく愛知県は財政的に恵まれていると感じた。

我々も5kmコースを散歩してきた。風も穏やかで春の陽気を満喫した。
周りの芝生には陽気に誘われて出てきた家族連れが弁当を広げ、遊具で子供を遊ばせる親も多い。また熟年層(我々はその口だが)は二人連れで散歩に勤しむカップルがたくさんいる。池には水鳥が数十羽遊んでいた。

東京の浜離宮公園は当然有料だったが、ここはそこより手入れと施設が充実していて無料である。愛知県人の堅実さが知れる。これで健康な人が増えれば医療費の削減になり県も市民も歓ぶという算段なのだろう。
ガラス張りの建物を見るにつけ、バブルだなあ、ここまで豪華にすることはなかったろうに、と思うこの頃である。


桜梅の競艶

2014-03-09 15:23:11 | 雑感
 しだれ梅
 咲き始めた桜

寒い寒いと言っていても風がなければさすがに3月、底冷えから太陽の暖さが感ぜられる今日このごろである。啓蟄というほど暖かくはないが、そこはかとなく暖かさを覚える。

散歩の途中に脇を通る日高公園の西側に、しだれ梅が植えてあり手入れがよくされている。そのかいあって紅白の木々が満開を迎えている。きりっとした木に小さな花が付き、紅白が交互に植わっている。公園内にも其処此処にあるがこの西側外側が一番多い。

そこから堤防沿いに歩いて運動公園に行き、桜堤の桜はまだつぼみも固いと見ていたら、中に満開間近の木々があった。四季桜の一種だろうか。白っぽい小さな花が可憐に咲いていた。

ここには桜の会からの要請で、同年会の仲間で植えた根尾の淡墨桜も大きくなっている。梅と桜では趣がかなり違うが、寒さが厳しいので梅が遅れ、桜の早咲きは花をつけて同時に愛でる幸運に巡り会えた。

バチスタ姉妹編

2014-03-07 14:30:11 | 


海堂尊 「ナイチンゲールの沈黙」宝島社 2006年刊 「螺鈿迷宮」角川書店 2006年刊 

チーム・バチスタの栄光と同じ著者、海堂尊の医学小説を2冊読んだ。一冊は音楽連動、一冊は終末医療がテーマ。

エンターテイメント的には「螺鈿迷宮」は動きがいろいろあり楽しい。どちらも思い入れの深すぎる修辞が少し私には引っかかるが。

いずれも医者や病院の悪意又は過失がいかに表面に現れにくいかを語っている(「ナイチンゲールの沈黙」はそれほどではないが)。そこがミステリー仕立てになる所以だが、政治的或いは権力争い的な面がこれに加わると始末が悪い。意図的に殺意や過失を隠そうとする動きが確実に出てくる。これは小説の中だけではないと思う。何でも訴訟にもってゆこうとするアメリカ風は勿論おかしいが、医者の評価はもっと科学的に開放的にされないと、医学の進歩や医療技術の発達は促進できない。

医者村の中だけでの評価では退廃は避けられない。経済的な側面ばかり強調するのもおかしいが、医療行為の評価が第3者によって行われないのは、教育界に似ている。グルメランキングが公表されているように、患者による或いは患者家族による医者ランキングを公表してみたらどうだろう、とふと考えた。

確実に

2014-03-02 03:16:04 | 雑感


2,3日晴れると雨・雪が降る。というサイクルで天気が変わる。しかしその度に少しずつではあるが気温が上がってくる。
庭の梅も満開で花の盛りを過ぎたが、3日前の雨ですっかり花びらが散って、庭石や苔の上に花びらが散りかかっていた。

穏やかな春の陽とは裏腹に、なにか哀れを誘った。
下手な一句
 梅花弁 嵐夜の朝の 苔の上 

散歩に出たら小学校の校舎沿いの山茶花の生け垣も、落下の最中で溝の蓋を赤く染めていた。

確実に春は近づいている。


居心地の良いサービス

2014-03-01 05:27:20 | 雑感
豆アジの南蛮漬け、かぼちゃの煮つけ、お多福豆、野菜、ひじきなど

東京でのこと。月曜日に帰ろうと準備をしていたが、息子がこの日代休をとっているとのこと。

東京国体のエキジビジョン・フットサルの会場で見に行ったことがある墨田区体育館。そこにある錦糸公園横に「オリナス」というショッピングモールある。内に「野の葡萄」というレストランがありここのランチが良いということで、ぶらぶら出かけた。確かに12時前だというのにほぼ満席。我々のすぐ後からは、ノートい名前を記入して順番を待つという人気ぶりである。

蒸し料理もある

入ってみて驚いた。有機野菜の料理、魚、肉料理、おかゆ、炊き込みご飯など数種のご飯、ジュース類、コーヒー、紅茶、デザートのケーキなどに加え、紅白ワイン、焼酎まで、バイキングで出されてある。しかもシニア料金はランチに毛の生えたくらいだ。ワインも、焼酎も悪くない味だ。思わず昼間から飲んでしまった。

遠くのテーブルのおやじさんも、ワインのグラスをのんびり傾けていたら2時過ぎにどうやら友人らしき人の登場。月曜日のエンターテイメントとしては健康にも、財布的にも最高だ。料理も味を少し薄めにつけてあり、いかにも健康的だ。しかも時間は11時~4時位までOKだという。
東京はこんな穴場的なサービスをするところがポツンポツンとあるようだ。息子夫婦と楽しく食事と一杯やっていつの間にか3時過ぎまで過ごしてしまい、刈谷への帰還は翌日へとなってしまった。

朝、別れを言った孫達とまた顔を合わせるのが、面映ゆくも楽しい。

チョコレート・フォンデュまである。