ホテル正面
ホテルの中庭
玄関横の噴水
マレーシア二日目は、朝比較的ゆっくりとした出発だったのでホテルの周りを散歩した。昨夜は、ここはゴルフ場の付属のロッジにしては、広いなと思っていたが、朝の日の中で見るとなかなか立派なホテルである。
レンガ作りで、噴水やプールなどもあり、庭にベンチやテーブルが配置され、くつろげるようになっている。
本日は土曜日、マレーシアでは今日から学校は休みに入るという。南国だけあって、さすがに暖かい。途中のドライブインでは、ジャックフルーツがすぐ傍に実をつけ、小猿が何匹も遊んでいた。
ガイドの説明によれば、公立病院は2時間ほど待たされるが料金は1RM(リンギット=33円)ほど。医療・教育は原則無料だ。
マラッカ海峡
まずはマラッカ海峡へ。日本のタンカーなどがインド洋から太平洋へ抜ける海路として通る「石油輸送の生命線」、海賊が出没することで有名な場所だ。
水は綺麗とはいえず、水平線もはっきりしなかった。さすがに船影は多い。国際取り締まりが進み最近は海賊は少なくなったという。
昼はマレーシア風中華料理(ニョーニャ料理)、どれも味は比較的あっさり目で食べやすい。
世界遺産のマラッカ史跡の街(中華街)
この舞台ではカラオケ大会が催される
街並み
青雲亭
観光客で賑わう骨董品街(といっても骨董品屋は5,6軒)
昼食後は土産物屋に寄り、その後世界遺産の街並みへ。ここは中国のお寺で現世利益を前面に押し出した、商売、農業、漁業などの分野別の仏像が祀られている。
その後、ジョンカーストリート(骨董品街)へ。ここは観光客と、休みに入った学生で賑わっているが、骨董品屋は数えるほどで、土産物屋,レストラン等が軒を連ねていた。鎌倉小町通りといったところか。
オランダ広場付近 教会など
キリスト教会
そこから鄭和の記念塔の脇を通ってオランダ広場へ。赤レンガの特徴的な教会の前で記念撮影。ガイドさんは要所要所でシャッターを押してくれるが、声高に「ネクスト」「ネクスト」と叫ぶ。10組の熟年夫妻は従順で、おとなしく順番を待つ。
観光用自転車タクシー
オランダ広場から丘を登り、セントポール教会へ。フランシスコ・ザビエルゆかりの教会だ。マラッカ海峡を望む丘の上に立っていた教会で今はザビエルの像と教会の壁が残っているだけだ。この地でなくなったザビエルの遺体は高温のこの地で20日以上腐敗せずにいたという伝説がある。
教会後から下ると、サンチャゴ砦跡だ。昔海に面していた砦の最先端が残っていた。ふたたび公園に戻ると学生が大勢休暇や修学旅行などで憩っていた。ここの公衆電話は水玉模様でなんとなく愛嬌が感ぜられる。雲行きがにわかに怪しくなり、バスに慌てて戻ったがその途端に豪雨が降ってきた。温かいせいかこちらの人は傘をささない。
サンチャゴ砦跡
公衆電話
スコールだ
マラッカ海峡、鄭和、ザビエルなど、さすがに国際色豊かな国である。人はそこそこ沢山出ているのだが、その割にはなにか「我先に」というところが少ないように感ぜられた。ただイスラム教を厳格に信じている人は多く、例えば我々のバスの運転手は、5時に立ち寄ったガソリンスタンドで15分間礼拝をきちんとしていた。
相対的に馴染みやすい国だと思うのだが、宗教上の風習はやはり少し違うようである。