初詣

参道の人々

神前に進む

一年の初めはやはり初詣だ。元旦で少しのんびりしていたので午後の参拝になる。
子供夫婦、孫と一緒に出かける。
寒さも昨年ほどではないが、時刻が遅かったせいか昨年より人出は少なかった。

全国の諏訪大社の総本社。前宮、春宮、秋宮と４つある大社のうちの本宮に参拝。
これも年初めのけじめのような気がする。

それでもさすが元旦、人出で参道はあふれていた。神前で僅かばかりの賽銭を投
げ、一年の無事、家族の平穏を祈る。一生懸命やりますのでどうぞ見守って下さ
い、と祈願した。祈願する家族の顔が頭をよぎる。

参道沿いの売店で一杯頂いて帰路につく。牛串、たこ焼き、スイートポテト、ク
レープ、チョコレートバナナ、甘酒、など食べ物がよく売れていた。名古屋や東
京などより買ってゆく人が多いように思える。

寒さが増してきた夕暮れの境内を後に帰路についた。今年が穏やかな年でありますように。


参道に並ぶ露天商の列

人の列は続く

あたらしい年

世界遺産に名乗りを上げた霊峰富士

八ヶ岳主峰赤岳、阿弥陀岳

北八ヶ岳　独立峰蓼科山

年が明けた。穏やかな天候である。

冷静に考えれば、昨日と今日は暦を除いて何が変わったのだろう。
昨日と同じように夜が明け、日が昇る。

しかしなにか昨日とは違う。
念入りに髭を剃り、顔を洗う。カレンダーの表紙をめくり、おせち料理、雑煮の
食卓に座る。

一年の抱負を考え、初詣に出かける。やはりなにか新しい。こうして一年がスター
トする。「下山」の年齢になってはきたが、やはり元旦ばかりはスタートの時だ。
後ろ向きばかりにはなっておられない。

こんなけじめを付ける新年の一刻が私は好きだ。

空澄み渡る山々を眺めながら一年の行方を占ってみる。