お店の入り口
カウンター席
京都のホテルは突然のことなので、贅沢は言えず、空いているところに滑り込んだ。それでも四条通りにある宿でシティホテルであった。夕食をどうするかホテル備え付けの雑誌「ホテチカ」を、パラパラ繰っていたら目についたおばんざいの店へ電話したら、カウンター席ならOKですとのこと。
歩いて10分位のところにある、その店「五黄の寅」に行ったら、少し若向きではあったが、感じの良さそうなところ。私の京都嫌いは「お高く止まっているところ」「本音をなかなか言わない」「食べ物が高くて少ない」辺りに原因があるのだが、暖簾を分けて入ってみると、若者が入口近くのテーブルでもうパーティを始めている。奥のカウンターは幅広で、正面が行灯になっている。若い料理人が相手をしてくれるのがソフトで好感が持てる。
カウンターに座るとまずウエルカムドリンクが出てくる。猪口一杯分の飲み物だがちょっと洒落ている。対応が妙に元気が良すぎず、さりとてグズグズするでもなく、ソフトで感じが良い。すっかり気分を良くして、酒の肴3種、おばんざい5種盛り、を頼み日本酒の選定に入る。メニューに沢山ある銘柄の中からこちらの好みを聞き「それならこの酒はどうでしょうか」少し辛めではありますが」とあくまでも若者らしく控えめである。
店の雰囲気、出て来るおばんざいの薄目の味がすっかり気に入って、日本酒を3杯もお代りして気持ちよく酔っ払った。最近の京都は良くなった。
料理の数々
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