遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
更新は猫以下の頻度です。

イスタンブールでの失敗談

2011-10-01 14:07:42 | 雑感

昼間に見るユスフパシャ・コナウ外観

トルコ中西部のカイセリからイスタンブールに着いたのは9時過ぎ。ホテルへ着
いたのは10時頃だった。
小さな小鉢が
ホテルはユスフパシャ・コナウという小さな、見るからに家族的なホテル。世界
遺産のブルーモスクやトプカピ宮殿迄徒歩圏内の立地の便利さだ。受付も人の良
さ気な若い男の人。このホテルにしては少し上級の部屋を予約してあった。


このままシャワーを使ったら、びしょびしょだ。壁のヒーター板を使うらしい。


スタンダードルームのシャワーブース

カッパドギアを一日歩きまわり、最後は30分ほどであったが、山歩きまでした。
活動時間は14時間近くになった長旅の一日だったので、とにかくシャワーを浴
びたかった。
ところがバスルームへ行って驚いた。バスタブもシャワーブースもない。蛇口の
下に小さな石の小鉢があるだけ。体を拭くだけの装置か。ボーイに使用法を聞い
ても、今は係が帰ってしまったのでわからないと答えるのみ(言葉が通じなかっ
たかもしれないが)すぐ横にトイレがあるので、衣服も置けない。

翌日フロントに聞いたら、これは伝統的なトルコ式のバスだが、外国の人には使
いにくいだろうから、スタンダードな部屋に変えましょうと、替えてくれた。そ
ういえばバスルームは小さな空間だった。全体をスチームバスとして使うのか。
初めて日本にきた外人が、純日本式の風呂に入るのも苦労するのだろうな。文化
や習慣の違いはこんなところで齟齬をきたす。


宮殿のある公園

博物館への門 宮殿と間違えるでしょ

考古学博物館玄関 

もう一つの失敗。翌日ブルーモスク、アヤソフィア、地下宮殿(地下貯水場)を
見、昼食をとった後、ヒポドゥローム(古代競馬場跡)記念柱を見、トプカプ宮
殿へ向かった。公園の中の表示に従い、立派な門を潜り、大理石の建物へ入る。
ところが宮殿といっても、まるで博物館だ。宮殿跡を改造したのか、としばらく
見学する。ヒッタイト時代以前の彫刻、焼き物、出土品、アレクサンダー大王の
棺、ギリシャ神話の彫刻像群、大英博物館の展示を雑にしたようなものだ。この
建物の前にある、タイル博物館を見たが専門家ではない私には大して興味がない。



展示品の数々。

アレクサンダー大王の棺


トプカプ宮殿入り口 既に閉門中
宮殿の門外の中華風建物

そういえばガイドブックにあった、スルタンの間、謁見の間、ハーレム、宝物殿
がなかったと気づき、案内板を見ると、ここは考古学博物館だった。慌てて宮殿
の方へ行ってみると、閉館時間だった。大きな勘違いだった。残念。

市内を走るトラムは切符売り場が分からず、乗り方が不明。やむを得ずタクシー
に乗ったがこれが大誤算。夕方のラッシュに巻き込まれ、ボスポラス海峡近くの
ガラタ橋まで50分も掛かってしまった(帰りは10分足らず)。

夕日のボスポラス海峡

夕暮れ迫る波止場で出発しようとしていた、海峡クルーズの乗合船に飛び乗り、
夕日の落ちるボスポラス海峡を航海し、夜釣りをする竿の下で、橋の下にあるレ
ストランで食事をして帰る。
ガラタ橋で夕暮れの海峡を渡る風に吹かれながら、ここが西欧とアジアの交差点かなどと港町の風情に浸っていた。すると頭の上(ここは二重橋になっている)から釣り糸が降りてくる、バケツも下りてくる、小魚が上がってゆく。なんだかおかしい。


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