それぞれの店舗が覇を競う
連休(といってもこっちは毎日が日曜日というありさまだが)で、このところ連日引っ越しに伴う手続きから少し解放され、都会の雑踏に身を投じたくなり、家人のお買物に同行した。女性の買物のお供は元来苦手である。
目的がはっきりしない、予算がはっきりしない、使途がはっきりしない、といった漠然とした買物が苦手である。家人はその点は多少救われるが、それでもショッピングを楽しむというのは、そういう漠然とした目的を、現物を前にしてあれこれ具体的に絞り込んでゆく処にあるのかと思うのだが、いずれにしてもまだるっこい。
しかも要素が複雑だ。衣料品の場合、色柄、デザイン、サイズ、価格などの基本要素だけでなく、素材、風合い、今年の流行傾向、そして何より似合うか似合わないか、などに及ぶ。到底我々の口出しが出来るものではない。せいぜい出来ることは荷物を持つ奴の役割くらいだ。
街に出てみて人の多さにまず驚く。刈谷の田舎ではお祭りのとき以外これだけの人出はまずない。そして若者が比較的多い。刈谷も若者が多いほうだが東京には叶わない。そして店舗も高級品から庶民向けまで各層に分かれて何でも揃う。買うほうが自分のレベルを決めて店を選ぶことが肝要だ。
店の方も「〇〇%割引セール」などと大書したり、タイムセールなどと言って限定時間割引をしている。流石に大都会東京だ。周った店に比べ奴の出番は少なく、しかも軽い。平穏な一日であった。
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