遅いことは猫でもやる

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フィナーレは落葉松

2013-11-13 11:08:50 | 雑感


この辺り(標高1400m弱)は紅葉がすっかり終わり、茶色の枯葉が風にかさこそと舞うようになった。

紅葉の最後は、落葉松の黄金色に変わる針葉樹の葉である。すすきの穂もほとんど真っ白になり、枯れ果てているが、落葉松は緑から茶色までのグラジュエーションを見せながら、黄金色の量感を見せている。風が吹くとキラキラと光りながら無数の針となって風に舞う。春は鮮やかな明るい緑の新芽が空気を染めるようなみずみずしさで、夏の到来を知らせる。秋には葉を金色に染め季節の終わりを告げる。

萩原朔太郎が「カラマツの林に入りて、カラマツの林をいでぬ」と歌ったのは、秋だろうか。夕方日が落ちても落葉松林の付近では、まだ日が残っているような輝きをみせる。こんな素晴らしい一生はとても送れないが、何やら淋しさだけでなく,雄々しさも感じる落葉松の黄葉である。

落葉松をもって、今年の紅葉も終わる。




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