


「夕焼けだんだん」という階段があるのをご存知か。
JR日暮里駅西口から御殿坂を登ってゆき、やがて谷中銀座へ向かって下る階段がそれである。
何故「夕焼け」かというとここに西日が当たるというだけでなく、日暮里は童謡「夕焼け小焼け」の作者中村雨紅が教職をしていた小学校が2つもあることと無縁ではないと思う。
結構広い階段で、階段脇には猫がのんびり日向ぼっこをしている。まさに昭和初期の風情の店が沢山並んでいる。東京はスカイツリーだけでなく、こういうところにも人が集まる。老人だけでなく若い二人連れ、若者同士も結構多い。
谷中銀座はまるでお祭りのような人出だ。そしてあちこちに行列ができている。覗いてみたら、メンチカツ、コロッケ、串揚げなどの惣菜店が多い。店頭に撮影禁止などと表示してある。単なる惣菜屋さんがどうしてだろう?カメラマンがトラブルを起こしたのだろうか。
とにあれこうした下町は何故か楽しい。ぶらぶら歩きにはもってこいである。
