8月15日 恒例の諏訪湖花火を見に行った。正式名称は 諏訪湖祭湖上花火大
会 というらしい。昨年も見たのだが、あの感激が忘れられなかった。
主催者発表によれば総打ち上げ数4万発、50万人の人出で賑わう大会だ。
但し、本年はやはり震災の影響か、打ち上げ数も人出も、昨年より気持ち少ないように感
じた。
JRの指定観覧席を買ってあるので、少し早めに茅野駅から2時31分発の電車に
乗ろうとした。がもうホームは満員、入場制限をする有様。諏訪湖畔はお祭りの
ような人出、浴衣姿の若者(男女)甚平のおじさんもいてリラックスしている。
湖岸は屋台ので店がズラリ、まさにお祭り気分だ。
湖岸を埋める人々
夕暮れが迫り、いよいよ開幕だ
まだ陽が高い4時前に会場到着。半分ほど埋まった湖岸のシート席。甲府、東京、
上田、長野県内、など出発地別に席が分かれているのが面白い。コンビニで買い
込んできたビール、ハイボールを飲み、本を読みながら日暮れを待つ。弁当も食
べてスタートにそなえる。
陽が落ちいよいよ開幕。市長の長めの挨拶が続く。最後の「諏訪人の心意気!」
といった言葉だけが耳に残った。
震災犠牲者鎮魂の3発
まずスターマイン3発、鎮魂の花火が上げられた。いよいよ大会が開始。
次々と趣向を凝らした、花火が打ち上げられる。後ろの席にいた、群馬出身の若
い二人連れがしきりに感嘆の声を上げる。「わあー、すごいすごい」スペースは
比較的ゆとりがあるのでゆったり手足を伸ばして見ることができた。
もの、色が三色に変わる花火、柳条に軌跡が残るものや、ハート型、目と口があ
る人の顔など、周りの山々に音が谺して、豪華な火の饗宴に時を忘れた。
キス・オブ・ファイアー
クライマックスはお目当ての湖上スターマイン。kiss of fire。双方から湖上
を走った火が正面でぶつかったところでスターマインに着火。半円形、孔雀の羽
のような花火が水面に映える。圧巻である。
ナイアガラ瀑布
フィナーレは、ナイアガラ瀑布。2kmにわたり張られた綱から流れ落ちる火の幕。
クライマックスを迎えて会場は興奮の体。あちこちで拍手が沸き起こる。
湖岸を埋めた人々が一斉に帰る。殆どの人が上諏訪駅へ。人人人。早めに歩いた
のだが、駅前は人の波。入場するのに30分ほどかかって、やっと構内へ。帰り
も通勤電車並みの混雑で帰途についた。楽あれば苦あり。
駅前の人の波