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小学校の修学旅行以来の法隆寺に行って来た。
実は平城京に大極殿が完成し、遷都1300年を迎えるということで行ってみたのだ
が、残念ながらまだ工事中で、資料館は休館中であった。
そこで急遽法隆寺へ。しかし奈良は渋滞の多い街である。12km足らずの行程にに、30分
もかかってしまい、閉館まで45分の4時15分に滑り込んだ。
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奈良・飛鳥時代の五重塔、金堂は素朴で優美であった。五重塔の一階には粘土で
の塑像があり、地下には仏舎利があるという。(日泰寺にあるのが本物だと思うが)
金堂内部の壁画はレプリカではあるが、シルクロードの雰囲気を漂わせた、鮮やかな色彩が保存されていた。
急いで宝蔵院へ回り、夢違観音、玉虫厨子、百済観音像、などを拝観する。17か
条の憲法は版木があった。これで沢山印刷をして全国に配布したのだろう。
この時代の仏像は、いずれも下がり目で、口元も少し緩んでいるようだ。鎌倉時代の仏像より
しまりがないようにも思える。笑いが貴重だ、経験的に分かっていたのだろうか?
聖徳太子の2歳、7歳の像がいずれもよく太っていたのも、面白かった。食料が潤
沢ではなかっただろうこの時代で、太っているのは憧憬の的だったのか。
玉虫の厨子はイメージより大分大きく、2m近くある。沢山の玉虫が要ったのだ
ろう。
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講堂脇に白梅が満開の枝を見せていた。
案内所の二階で、あの伝説の宮大工棟梁、西岡常一の道具展示をやっていたが、
時間がなく見れなかったのが心残りであった。