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依佐美送信所記念館

2007-06-01 08:48:43 | 雑感
刈谷に産業世界遺産に匹敵する遺産があります。

依佐美送信所記念館」

現に2005年万縛で来日した北欧の学者が現物を見て、
「近年わが国で世界遺産に指定された長波発信機より
はるかに大規模なものだ。大切に保存すべきだ」
と述べたという。

早速刈谷フローラルガーデン内に記念館を作り保存したものです。
先日少し時間が出来たので覗いてきました。
科学的に、技術的にどれほどの価値があるのかは解りませんが、
産業遺産として残しておくべきでしょう。
どれくらいの性能があったのか、当時の技術レベルでは
どの程度の位置にあったのかなどの説明、展示があると良いと思った。


昭和4年に建設され、当時世界最大級の無線送信施設で、
長波によるヨーロッパへの無線通信を初めて行った。
外交、通商、やがて軍事に利用された。

第二次大戦後、米軍に接収され、
原潜ポラリスとの交信(長波は水中との交信可能)に使われた。

平成6年日本へ返還され、また平成9年に鉄塔が、
18年に本館・通信局舎が解体された。

中学校の頃日本の高い建物に、東大寺、丸ビル、東京タワーなどとならび
この鉄塔が載っていたのを思い出します。
また遠くから刈谷に帰ってきた時、見えてくる鉄塔や、赤い表示灯をみて
「刈谷に帰ってきたなあ」と実感したものでした。


鉄塔の一部実物と、模型(左)なにかよそよそしい。平和協力の文字


実物の一部


送信所の説明



記念館の全景
 往時の再現模型 田んぼの中に8基の鉄塔が立っていた。
 本館右上のプールで、すっぽんが飼われていたとも聞いた事がある


占領下の表示


米軍の紋章


主誘導電動機 高さが2M近くある


操作室の計器群