遅いことは猫でもやる

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どこへ行くか、より誰と行くか

2006-05-19 17:25:03 | 雑感

「月日は百代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり」

と俳人芭蕉は、奥の細道を書き出しました。


今務めているロータリークラブの会長職も
後一ヶ月足らずの任期となると同じような感慨を覚えます。

ロータリークラブのガバナー事務所時代
地区副幹事の時にお仕えした坂本ガバナー補佐
(現ホシザキ電機社長)の信条は

「人生は如何に良い思い出を作るか。
 素敵な思い出を沢山持った人が
 豊かな人生を送ったといえるのではないか」

というものでした。

実際、坂本さんの生き方、行動は
その信条そのままの清廉篤実な生き方で
すばらしい人とめぐり合えたと、
ロータリークラブの出会いに感謝しています。


私は、年に数回山歩きをしますが、
どんなに厳しい山でも、平凡な山でも、
どんな悪天候でも、ひどい山小屋でも、
毎回とても楽しいのです。

それは一緒に行く仲間が、とても良いからです。

いわゆる「どこへ行くかより、誰と行くか」によって
楽しさが決まってくるのは本当だと思います。


一緒に行くメンバー全員が
「この山行を楽しくしよう」と考えているので、
周りの状況がどんなに悪くても毎回楽しい旅になります。

身近な例をいえば、どこへ飲みに行くかも大事ですが、
誰と行くかはもっと大事だと思うのです。

もっともその場合、そこにどんな女性がいるかというのも、
少なからず大切な要素ではありますが・・・


人生をよく山登りに例えますが、

 どの山に登ったか=どんな立派な業績を上げたか

に優先するのは、

 誰と一緒に登ったか、誰と一緒に歩いたか、

ではないでしょうか。



少し、石川啄木の

「友がみなわれよりえらく見ゆる日に・・・・」

の詩めいてきたところで、今回はこれまで。