権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

ネットで演芸(その2)

2020-05-24 16:37:26 | 演芸

昨晩はネット寄席芸の花盛り、19:00~「神田伯山ティビー:オンライン釈場」、20:15~「一之助ライブ」と自分の中でチャンネル争いが起きてしまった。
結局は「神田伯山ティビー」は途中で打ち切って「一之助ライブ」に切り替え、本日「白山ティビー」の残りを観た。
本当に寄席に行きたくなった、TVで見ている演芸はダイジェスト版としか思えないくらい奥が無い、ましてや「講談」などはNHKの「日本の話芸」で散発でみる程度。
ともかく昨日は落語以外の「講談」と「粋曲(すいきょく)」に惚れてしまった。

「講談」
落語の人情噺にクスグリと落ちを付けずに語れば講談といった具合で、英雄談やら成功談の起承転結がドラマチックに語られる。
演者もそれぞれの登場人物を演じ分けて、聞いてて引き込まれる。
昨晩はスーパチャットでお捻り金額が表示されていて、それが最高12,000円、普通で1000円、申し訳程度の500円といった具合で、聴衆は約5000人。
計算は出来ないけれども、100万円くらいの上がりが有ったかもしれない。(ゲスな勘繰りで申し訳ない)
それにチャット内容も常連さんらしき人は「先生」呼ばわり、うーーん関心。
神田白山の人気と迫力は良く分かっていたが、師匠の神田松鯉'先生'(人間国宝らしい)の話も良かった。
この騒ぎが納まったら生で観に行こう、絶対!!!

「粋曲」
スイキョクというから勝手に「水曲」と思っていたら「粋曲」=都々逸とかのことらしい。
大年増の柳谷小菊師匠が三味線抱えて、粋なしゃべくりに結構な小唄(この歌詞がまた良い)を聞かせてくれる。
落語噺でお稽古事テーマの中で’シンナイ’とか’都々逸’とか’キヤリ’とかとかとか出てきていて時代劇なんかでもチラっと聞くことはあったが、じっくり聞いたらよく通る綺麗な声と三味線の音が誠に心地よい。
こんな古典芸に関心する様になった自分をあらためて発見した。
落語寄席粋曲 「端唄」 柳家小菊

なお小菊師匠は今でも結構な美人。

さて、ネットで演芸というのは大有りな感じ、スポンサーを付けて若干のCMとともに配信するかしたら結構なビジネスに育つかもしれない。
例えば配信地区(市単位)に合わせて細かなスポンサーを少額で募り、配信元には各地区の総計のスポンサー料が入り、その中からギャラやら諸経費が引かれる。
観てる方でも町のストアとか知られたパチンコ屋の広告なんかだと何となく新聞チラシ感覚でCM対応が出来る。
ネットの生CMも面白いかも知れない、近所の店主が緊張してドジ踏んだらそれもネタになるし。
(TV放送の黎明期にはCMも生だったらしい、ビデオ収録は費用がかさんで大変だったらしい)
そしてネットで掘り起こされたファンは生を観に行きたくもなる。(ネットはインターラクティヴで生に近い雰囲気はあるが生には到底及ぼない)
ファンの費用負担 ネット<映画館<生 ってな具合で共存も出来そうだ。
もはやTVで本格的な演芸はみれない、NHKの「日本の話芸」も30分枠に納めるために尺調整をしてる様だし。

今日も見るぞ。


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