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権助の冒険

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「荒野の七人」と「頭上の敵機」

2020-08-07 02:20:43 | 映画

ご存じ「荒野の七人」、エルマー・バーンスタインの軽快な音楽とともに娯楽西部劇の頂点の様な内容。
「七人の侍」を見事なまでに翻案していてユル・ブリンナーとスティーブ・マックイーンがとても格好良い、ここまで真似るとスガスガしくもある。
この点やはり「七人の侍」は日本の職人仕事らしく、後何人残っているとかを紙と筆で確認する場面を入れたりして、いろいろと造りが細かい。
1960年の公開で、この時点の邦画は確かにハリウッドを超えていた。
エルマー・バーンスタインのテーマ音楽は煙草の「マール・ボロー」のCMに使われて、商品と見事にマッチしていた。
なおここで七人を演じた役者は皆一流に登り詰めている。
=荒野の七人 The Magnificent Seven=エルマー・バーンスタイン、Elmer Bernstein


七人の侍」は30年以上前のとある2泊3日の缶詰セミナーの初っ端の教材だった。
問題は「この映画でリーダシップが発揮されたシーンをリストアップしなさい」、4人位のグループでカンカンがくがく討論して模造紙にまとめて発表するといった内容。
七人の侍」はこの手の教材に使われる位のテーマ性を持った名作だった、こんな思い出を「荒野の七人」を観て連想。

「頭上の敵機」
映画としては良く出来ているし、主演のグレゴリー・ペックもなかなかの名演、でもこの映画は観ていて感情移入できなかった。

内容〕
 第931爆撃隊に赴任して来た鬼准将。彼の強引なやり方に隊員たちは不満を抱くが、やがてドイツ本土爆撃という目的の下に彼らの間に強い連帯感が生まれる……。
実話を基に製作され、いつ死ぬとも判らない隊員の心情と指揮する者の苦悩が見事に描かれた空戦映画の名編。

B17爆撃隊の活躍をリアル描いていてなまじ造りが良いだけに、過去空襲を経験している国民としては面白くみることは到底出来なかった。
同じ様に名作ながら感情移入できなかったのが「ザ・パシフィック(TVシリーズ)」
太平洋戦争の海兵隊を描いた名作ドラマで、蹂躙されるのは日本の南方守備隊、とてもじゃ無いが観て楽しめたもんじゃなかった。

1週間前には「眼下の敵」、「頭上の敵機」と「眼下の敵」この邦題の対比は面白い。
('Twelve O'Clock High'と'The Enemy Below'だからどちらもほぼ直訳)


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