「サイコ」
あらためてじっくりと観たら、やはり”傑作”。
過去のTV放送で何回か観たが、CM挿入のための本編カットやら何やらで観た様な気になっていただけなのが良く分かった。
この映画はアンソニー・パーキンスが主演なのだがこれが見事にはまっている、でもすぐ殺されてしまう探偵役のマーチン・バルサムが好き。
この映画の制作秘話は2012年の「ヒッチコック」という映画で描かれていてこちらもなかなか面白い。
監督の力量さえあれば金は掛けなくても傑作は作れる良い例かと。
この映画のパロディ喜劇で「メル・ブルックス/新サイコ」と言うのがメチャ面白いので是非。
「引き裂かれたカーテン」
ヒッチコックがジェームズ・ボンド映画を作るとこんなのになるのかなぁ、という映画。
見どころはポール・ニューマンとジュリー・アンドリュースの当代の二大スター競演で、ポール・ニューマンがジェームズ・ボンドを演じたらこんな風かも知れない。
東西冷戦の頃はこの手の内容の映画が結構多かった。(007も冷戦下でかなり映えた)
結論、ヒッチコックを期待すると外れながら、ハリウッドのスパイ・スリラーとしてみれば結構ハラハラドキドキ楽しめた。
「めまい」
これはらしい名作だと思う。
〔内容〕
極度の高所恐怖症を理由に退職した警官が、旧友の頼みで彼の妻を尾行する事になる。奇異な行動を取る女に接近して行く内に二人は恋に落ちるが……。前半の謎めいたロマンスから後半の心理的なサスペンスまで、技巧を凝らした演出とバーナード・ハーマンの音楽で紡ぎ上げた極上のミステリー。
(出典:全洋画オンライン)
1960年代のヒッチコック映画は見事、やたらとJ・スチュアートが主演しているので余程に気にいられていたのか、そして1970年以降は段々俗ぽくなって行って少々残念。
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