権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

大菩薩峠(東映三部作)

2012-02-28 21:00:31 | 映画

土曜に知り合いのH氏宅を訪問し、氏から「大菩薩峠」3部作のDVDを借りた。
実は昼食の後でくつろぎながら見ていたら途中で居眠りして見損なった、そんな事情で借り出した。
(結局この日は、滞在時間の半分以上を二人でいびきをかいて寝ていた様だ=昼のワインで酔っ払って)

 さて、この物語はずばりまごうことなき「大河小説」、その結果残念なことに映画はダイジェスト版みたいな造りになっている。でも様々な人間模様が「大菩薩峠」という場所をキーワードに、江戸、京都、伊勢と展開するので結構面白い。
今度時間が出来たら小説を是非読んでみようと思う、そんなお話。

古い日本映画は録音状態が悪く、これも例外無く悪いが、この時代1950年代は映画が娯楽の花形であることが画面からにじみ出ている。画面の隅々までもが精巧に作られていて、大勢のエキストラがみんな演技している、そんな感じ。 林屋木久扇師匠が時々「笑点」で見せるあのせりふ回しがそのまんま、木久扇師匠もこういのが好きなんだとしみじみ思う。

主人公の「机龍之介」なる人物の存在感、眠狂四郎とダブル。
なら市川雷蔵版(大映三部作)のも見てみようか。

そして今年もまた大菩薩峠に登ろうかな。

コメント (2)
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