ふるまご呉服店
三重県津市上浜町2丁目62
電話(059)228-3996
和風生活 かやくごはん
江戸小紋
▲江戸小紋で十二支を染めた衝立
鈴鹿市の伊勢型紙技術保存会が主催する「伊勢型紙と江戸小紋展」が本日22日まで三重県立美術館で開催されています。
伊勢型紙の技術者から突彫の南部芳松、錐彫の六谷梅軒、錐彫の中島秀吉、道具彫の中村勇二郎、児玉博、縞彫の城ノ口みゑの6名が、また江戸小紋の技術者からは小宮康助と康孝父子が重要無形文化財保持者いわゆる人間国宝に認定されています。
これだけ多くの人間国宝を輩出しながら、伊勢型紙と江戸小紋の地元三重県での一般的な評価は決して高いとはいえません。私たち着物に関わる者が、技術の伝承のためにもっと真剣にPRする必要を感じます。
▲群馬県指定重要無形文化財保持者 藍田正雄氏
今回の展示には、群馬県から藍田正雄氏が江戸小紋染めの実演のために来場されています。温厚な人柄のなかにも、藍田さんの仕事に対する真剣な眼差しを感じることができました。この分野では、近い将来人間国宝に認定されるであろう最高の技術をもつ生粋の職人です。
▲稲穂柄の藍染江戸小紋
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京都研修会 その4(大徳寺)
昼食後に大徳寺塔頭の玉林院で開催されている茶会へ向かいました。
午前中のお買物や昼食で皆さん十分満足されましたが、これからが本番?
ここ玉林院では、毎月16日に月釜が掛けられ、この日は亀山の先生が担当されました。
茶会に先立ち、重要文化財に指定されている霞床席を特別に拝観させていただきました。霞床席は四畳半の茶室で、一間の板床に違棚を組み入れ、床には框に代えて煤竹を施すなど書院と草庵を融合させた独自の建築になっています。一般公開していないため、茶人冥利に尽きる貴重な体験となりました。
玉林院を後にして、〆はやっぱりお買物。西陣に戻り千本今出川の京漬物近為、五辻の昆布そして、百万遍の満月本店。
買い放題の食べ放題!京都の春を満喫した一日でした。
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京都研修会 その3(上七軒)
▲北野天満宮の梅
西陣の塩芳軒から上七軒へ向かい、まず老舗豆腐店のとようけや山本へ。色々な種類の豆腐がある中、店員さんオススメの手造りにがり絹ごし豆腐を購入しました。
次に、晩期の梅が咲く北野天満宮を参拝し、門前の老舗菓子店老松へ。儀式や祭礼で使われる有職菓子の製造を続けてきた老松。この店の一番の銘菓は夏ミカンの寒天「夏柑糖」。残念ながら4月からの季節商品のため、この日はもう一つの銘菓「御所車」を買いました。
▲老松の「御所車」
▲紅梅弁当¥3,675
そして、本日の”隠れメイン”であるお昼の食事におかもと紅梅庵を訪れました。
社中の川西さん御用達のこのお店は、お茶屋を改装した趣きあるたたずまいです。坪庭が見える部屋でいただくお弁当は上品な味付けで大変美味しく、皆さん感激していました。
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京都研修会 その2(塩芳軒)
▲塩芳軒の店内
明治15年創業、120年以上の歴史を誇る老舗和菓子店塩芳軒です。
堀川通りの西側、西陣の町家に位置しますが、所在地をしっかり確認して行かないとわかりづらいところにあります。
正に「知る人ぞ知る。隠れた名店ここにあり!」といったところでしょうか。竹内結子主演のNHK朝の連ドラ「あすか」の舞台にもなり、劇中でのヒット商品「おかめまんじゅう」が製品化されています。残念ながら予約制なので、この日は買い求めることができませんでした。
塩芳軒の代表銘菓「聚楽」は、こしあんの上品な饅頭です。手作りで量産ができないためお店でしか買うことができません。しかし、1個から好きなだけ買うことができるので便利です。
▲(左)おかめまんじゅう (右)千代たんす
他にも塩芳軒は干菓子に定評があり、お茶席ではよく使われます。店内には若い職人の姿も見え、三重県桑名市の老舗花乃舎の後継ぎの青年が修行に来ていました。
がんばれ花乃舎クン!
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京都研修会 その1
▲最初の目的地、老舗和菓子店「塩芳軒」
晴天に恵まれた16日、茶道表千家やよい会の研修旅行で京都に行ってきました。
8:30秋山庵に集合し、津ICから高速に乗りました。
今回は新名神から京滋バイパス経由で、阪神高速京都線の上鳥羽ICから上洛する新ルートを採用。京都東からの一般ルートより距離は長いが時間は短縮でき、なおかつ100㎞圏内でETC通勤割引が有効活用できるはずでした・・・。NEXCOのホームページで検索したところ津IC→巨椋池ICが99.2㎞。
しかし、実際に走行すると100㎞を超えていた!
なぜか!京滋バイパスから阪神高速京都線に乗り継いだため、通過したのは降り口の巨椋池ICではなく約1㎞先の巨椋池本線料金所だったからです。
次回は、この教訓を生かし芸濃ICから乗るか、巨椋池ICで降りてすぐに阪神高速の伏見ICで再度乗るよう対処します。
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