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有職文様の帯②

▲ 八ッ藤の丸文様なごや帯(浅野織屋)

フジが平安時代の貴族たちに好まれた理由は、その美しい外見と共に、貴族の

主流であった藤原氏との関連があります。

藤原氏に属する貴族たちは、装束などにフジをモチーフとしたデザインを多用

しました。最もポピュラーであったのが、袴に施された「藤丸」文様であり、

これが現在の神職の袴にも残っています。

▲ 亀甲文をバックに青磁・桜・藤の三色で八ッ藤の丸を表現

この格調高い有職文様「八ッ藤の丸」文様の帯は名古屋帯ではありますが

付下げや訪問着などに合わせて締めていただいて構いません。

お茶事や、お祝いの席などで活躍する、一本持っていると重宝する帯です。

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