衣更えに時期は6月からといわれてきましたが、近年は地球温暖化の影響で
衣更えの前後に暑い日が続きます。
そのため気候に合わせて、単衣のきものを先取りして5月から着用することを
お奨めします。
京都では5月15日の葵祭(祇園祭、時代祭りと合わせて3大祭)を境に
衣替えをする風習がありますが、今回の10連休明けから暑い日には単衣の
きものを着てみませんか。
▲ 西陣お召(宮階織物)
▲ 西陣お召(宮階織物)
地紋のある西陣お召の生地には光沢があり、ドレッシーな着姿を演出するため
セミフォーマルきものだといえます。
▲ 長井御召(山形)
▲ 塩沢御召(新潟)
長井御召と塩沢御召は、共に緯糸に強い撚りをかけ、織り上がってから湯もみで
糸の糊を落とすことでシボを出し、独特のシャリ感のある生地になります。
そのシボによって生地に凹凸ができ、肌に涼しい着心地が実現します。