茶席で使用する数寄屋袋を帯地で作りました。
どちらも名物裂文様の帯の残布を使用したものです。
二重太鼓で締める袋帯から使い勝手の良い名古屋帯に仕立て替えることを
おすすめすることにより、その副産物として数寄屋袋ができました。
市場に出回ることのない完全なオリジナル品なので、お茶席でもちょっと
話題になるのではないでしょうか。
「年齢とともに二重太鼓の袋帯が使いづらい」という声を聞くことが、最近多く
なりました。
京都の茶会に出席するために早朝からきもの支度をしなければならない場合も
名古屋帯であれば着付けの時間が短縮できます。
袋帯が名古屋帯に生まれ変わったとしても、名物裂のような格調の高い柄で
あれば袋帯と同等の扱いができます。
訪問着や付下げに合わせることもできますので「袋帯が自分では結びづらい」
「時短できる帯が欲しい」という方には、この帯のリフォームがお勧めです。
▲ 花兎文様
▲ 笹蔓文様