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酷道308号 暗(くらがり)峠

▲ 国道168号、小瀬町南の信号から入ったところ

暗(くらがり)峠は奈良と大阪を結ぶ道の中でも最短のルートで、遥か昔

江戸時代には大坂から伊勢参りをする人などで賑わったそうです。

この暗越奈良街道は国道308号線となっていますが、道路地図には国道ながら

市道のような細い線で描かれおり、「国道308号車両通行困難」と注意書きが

記載されています。

このルートのことをYouTubeの酷道特集で見て以来、いつかチャレンジしたいと

思っていましたので、今回自転車で峠越えすることにしました。

▲ ごく一部(約100m)は広い道になっている(生駒市萩原町)

西名阪から国道25号の法隆寺前を通過して、168号に入り平群(へぐり)町の

道の駅大和路へぐりに駐車しました。10:56ここから自転車スタート。

▲ 対向不能は急坂(生駒市藤尾町)

▲ 棚田が見られる奈良県側(生駒市西畑町)

▲ 12:12 暗峠到着 ここから先は大阪府東大阪市

坂道の勾配がきついため酷道308号に入ってからは自転車を押しっぱなしで

暗峠まで1時間16分を要しました。峠には「峠の茶屋すえひろ」があり石畳が

美しく敷き詰められています。

▲ 東大阪市に入りここからは一気に下ります

ここからの下りは奈良県側よりも勾配がきつく一気に枚岡公園まで

下りましたが、登りかえすことを考えると不安でなりませんでした。

▲ 12:41 枚岡展望台

駒ケ根橋のたもとにある枚岡公園入口に自転車を駐めて展望台まで登ることにしました。

当初は枚岡神社の参拝を予定していましたが、さらに下って登りかえすことを考えると

ここが限界でした。

▲ 展望台からの東大阪市(中央が花園ラグビー場)

展望台を下って枚岡公園からの復路の登りは本当につらかった。

自転車を押しながら急こう配を登るというのは体一つで登山するのに比べて

疲労感が全く違います。

自転車を置いたまま、車で大阪まで回り込んで取りに来ることも真剣に考えました。

自転車を道端において疲労困憊していると、すれ違う人から「頑張ってください」と

励ましの声を掛けてもらい、それに勇気づけられました。

急坂と格闘すること1時間。ようやく暗峠に辿り着きました。

▲ 13:43 大阪側の坂をのぼり返し辿り着いた暗峠

峠からは一気に下り。それまでの疲れが吹き飛びました。

14:24に駐車地の道の駅に到着。

3時間30分のサイクリングでした。

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