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栗山びんがた工房

▲彩色

▲地入れ

京都北山の栗山工房を見学させていただきました。

分業制が確立している京都では珍しく、全工程を一貫作業によってきものを生産している工房です。

創業者の初代栗山吉三郎氏が、沖縄の紅型染に魅せられ、紅型の技術をもって京都で作品を作りました。

本来の紅型はもちろんのこと、紅型のエッセンスを取り入れながら近年では斬新な作品も制作し、毎年京都で開催されるファッションカンタータfromKYOTOにも出品し注目されるところです。

栗山工房では、図案作成や型彫の工程は年配の熟練工、体力を要する糊置きや地入れの工程は男性、美的センスが問われる彩色は美大出身の若い女性が担当しています。それぞれ適材適所の各工程を経て、妥協のない本物の染物が仕上がります。

栗山工房のきものは、11月11日から13日まで津センターパレスで開催される「第25回津きものフェスティバル」でご覧いただくことができます。

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